暴風雨により倒木し民家の屋根を突き破る(画像は『The Sun 2021年1月14日付「BUMP IN THE NIGHT Wild pic shows how Washington woman was pinned to her bed by TREE that fell through ceiling as she slept in storm」(Credit: Spokane County Fire Service)』のスクリーンショット)

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大きな木が天井を破り、ベッドに突き刺さった衝撃の写真がアメリカより届いた。当時ベッドで就寝中だった女性は、奇跡的に腕と脇腹の間に木が突き刺さり、軽いケガをしたものの命に別状はなかったという。『KREM.com』のインタビューに応じた女性の息子は「少しでも位置がずれていたら、母の命はなかったかもしれない」と語っている。

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米ワシントン州スポーケンのサウス・ヒルで今月13日午前6時頃、民家に木が突き刺さり負傷者が出たと消防署に通報があった。当時のスポーケンは激しい暴風雨に見舞われており、2人の死者を出し、130以上の倒木が確認されるなど大きな被害を受けていた。

現場に駆けつけた消防署長のブライアン・シェーファーさん(Brian Schaeffer)は「木は幹の部分から折れてしまい、屋根の上に倒れていました」と現場の様子を明かしている。

民家に倒れた木は屋根を突き破り、室内にまで達していた。そこは寝室で夫婦がベッドに並んで就寝していたという。

当時、下の階にいたという息子のイーライさん(Eli)は『KREM.com』のインタビューでこのように語っている。

「最初はドレッサーのような家具が倒れた音だと思ったんです。急いで上の階に向かうとそこには木があって、母に突き刺さっているんじゃないかと思いました。」

父親はギリギリで木を避けられたが、母親には刺さっているように見えたためイーライさんが急いで布団をめくると、木は奇跡的に直撃を免れ、脇の下の皮膚の部分に刺さっていたという。

到着した消防隊員が屋根の上に登り、チェーンソーにより木を切断して取り除き、女性を救助した。病院に運ばれた女性は腕を負傷していたが、骨折や内臓損傷など大きなケガは無く命に別状はなかった。

イーライさんはインタビューの後半で「木がベッドに刺さっているのを見て、母親は死んでしまったのではないかと怖くなりました。少しでも木が落ちた場所がずれていたら、母親は無事ではいられなかったかもしれません。たぶん神様が母親を守ってくれたのだと思います」と明かし、母親が助かったことに安堵していた。

画像は『The Sun 2021年1月14日付「BUMP IN THE NIGHT Wild pic shows how Washington woman was pinned to her bed by TREE that fell through ceiling as she slept in storm」(Credit: Spokane County Fire Service)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)