ノルウェー代表ラーシュ・ラーゲルベック監督は、来夏開催のユーロ出場権をかけて母国開催となったプレーオフ準決勝、セルビア戦での敗退を受けて「雇用主がそれを望むということであれば、身を引くことに対して異存は無い」と、退任を示唆する発言を行った。

 確かに72才のスウェーデン人指揮官との契約は2022年にカタールにて開催される、ワールドカップまで継続されるものではある。だが2000年以来となる悲願のユーロ出場を逃したことにより、その戦術は時代遅れと揶揄され、また選手起用についても誤ったものだとの批判の声に晒されているところだ。

 ボルシア・ドルトムントが誇る新進気鋭のFW、エルリング・ハーランドもまた、強い苛立ちをみせる選手の1人だ。「うまく試合に入っていけなかったと思う」と振り返ったように、前半での得点チャンスを除き、この試合ではほぼ目立つような場面は見受けられていない。

 「今更、怒りをぶちまける気にもならないけど」と”TV2″にて語った20才の若武者は、「それでも、本当に、腹立たしい。あまりにも酷いものだったし、あまりに物足りないものだった。あまりに、大きな失意を感じている。ユーロに行けるチャンスは、十分にあったはずなのに・・・」と肩を落としている。