残り少なくなった調味料や、切れてしまった掃除用品を買い忘れないよう、冷蔵庫にホワイトボードを貼って「買い物メモ」にしている、という人は少なくないだろう。

ボードに書かれたものは、買われる。

その仕組みを理解した子供がとった行動が天才的であると、ツイッターで注目を集めている。

早速、話題となったホワイトボードをご覧いただこう。


じゃんぐるじむ(画像はロボ太@kaityo256さん提供)

ホワイトボードには

「じゃんぐるじむ」

とひらがなで書かれている。

この写真は2020年9月22日、ロボ太(@kaityo256)さんが

「どうやら冷蔵庫に貼ってあるホワイトボードに書かれた品物が購入対象になるらしい、と気づいた娘の行動」

と、ツイッターに投稿したもの。

娘さんは買い物メモとなっているホワイトボードのシステムを理解し、「じゃんぐるじむ」と書いたらしい。おそらく彼女はジャングルジムを欲しがっていて、ここに書けば買ってもらえると考えたのだろう。賢すぎる。

この投稿にツイッターでは

「賢い!!!」
「可愛い! ぜひ購入してあげてください じゃんぐるじむ」
「これは知能犯の仕業」
「買わざるをえない......」
「素晴らしい天才女児あらわる」

と娘さんの発想を称賛する反応が多く寄せられている。

「いつの間にか書かれていた」

Jタウンネットは23日、投稿者のロボ太さんを取材し、娘さんとホワイトボードについて詳しい話を聞いた。

ホワイトボードにメッセージを書いた娘さんは、現在小学1年生。メッセージに気づいたのは投稿の数日前だそうで、

「いつの間にか書かれていたのを妻が見つけました」

と発見の経緯を説明する。ちなみに右下のかわいいクマの絵はロボ太さんが描いたものだという。

今回、話題となったホワイトボードは、「いつもは切れた調味料やティッシュなど、次に買い物に行くときに忘れないように買うためのメモ」として使っているもの。娘さんが「メモ」を残すことはよくあることなのだろうか。

ロボ太さんによると、

「これまでホワイトボードに落書きをすることは多かったのですが、明確に『ほしいもの』らしきものを書いたのは今回が初めてです」

とのこと。また、

「娘がこの『仕組み』に気がついたのきっかけなどはわかりません」

とも教えてくれた。ふとした瞬間にこの仕組みを理解したのだろうか、やはりとても賢い娘さんだ......。

最近、娘さんがジャングルジムについて、話題にしていたことは特になかったそう。

しかし、ロボ太さんはツイッターで

「昔、家に小さい屋内用ジャングルジムがあって、引っ越しの時に捨てちゃったんだけど、まだ遊びたかったみたいですね」

とつぶやいている。口にすることはなくとも、実はひっそりとジャングルジムへの思いを募らせていたのかもしれない。