あの人気女子アナって大学生のころ何してたんだろう...。そんな疑問に迫るこの企画。今回は、フジテレビのアナウンサーとして活躍する井上清華アナに大学時代を振り返ってもらいました。これからの大学生活の参考にしてみて♡

井上清華の女子大生だったころが知りたい! 

大学生のころ

東京での生活を謳歌していた大学時代。お天気キャスターとしても活動。

Check! 01

厳格な家庭

4年間の約束で東京へ。満喫して帰るつもりでした。

私は福岡出身のひとりっ子。父には東京の大学には絶対に行かせないと言われていました。それでも大学4年間だけでも独り立ちがしたくて。若いころは東京に住んでいた両親に「ずるい!」と抗議して、大学4年だけという約束で上京しました。

当時はとにかく東京を満喫して、経験したことは全部吸収して福岡に帰ろうと思っていました。もともと父は厳しくて、子供のころ、食事中など大人の中の中で私が他のことをしていたり、少しでもボーッとしていると叱られました。いま、いろんな場んな場にスッとなじめるよねと言っていただくことがありますが、子供時代の経験によるものなのかもしれないですね。

家族で地元福岡の牡蠣小屋に!

Check! 02

大学生活は部活一色

大所帯のESSに所属。就活にも役立ちました

ESSという英語の部活に所属していました。英語も学べて遊びも忘れないというのが入った理由です。その中で私はスピーチセクションで、自分でスピーチを考えたり、有名な方のスピーチを暗記して英語で伝えるということをしました。

それは人前で論理立てて話す練習になり、アナウンサー試験に役立ったと思います。ただ週に2回の英語の練習や行事には絶対参加しなくてはならず大変な部分も。

でも部員が200人と多いので、どの授業に行っても友達がいるんですね。だからテスト前は一緒に勉強できたり、いろんなタイプの人と出会うことができました。仲よくしてもらった先輩が、卒業後アナウンサーになりました。英語も上手で、みんなの憧れの存在。私がアナウンサーになったのはその出会いが大きいです。

週2で英語の練習した2年生のころ

Check! 03

趣味

東京で素晴らしい芸術に触れて感動しました

私がいたのは文学部比較芸術学科という学部でした。舞台や美術が好きで、ミュージカルは観ていましたが、高校時代は歌舞伎や能などの伝統文化を観たことがなくて。東京に来て、劇場や展覧会、美術館に行って地方では触れられない作品を観て感動しました。

ただ本当にあっという間で、いま考えると、もっと好きなことを突き詰めればよかったなと。大学生のみなさんは何でもいいので夢中で突き詰められるものを見つけたほうがいいと思います。思っているほど、時間はないのよ〜って言いたいですね(笑)。

Check! 04

地元に帰ることも考えた就職活動

福岡にUターン就職も考えて情報収集

父にはもともと東京は4年間という約束通り、「帰ってきなさい」と言われていたので、その場合は福岡の局のアナウンサーも受けようかなと考えていました。そのためアナウンサーだけでなく、Uターン就職した先輩からも情報を集めました。

アナウンサー試験のためには、毎日起きた小さな出来事でも、自分にひもづけて話せるよう、そのときの自分の感情や思いついたことをメモしていました。意図したわけではありませんが、漠然と持っていた自分の夢のおかげか、自然とそこから近い場所にいる人と出会い、目の前にあるチャンスは全部挑戦して頑張れたのでは、と思います。

Check! 05

入社後、社会人として

毎日違う日がないのは刺激的ですごく楽しい

アナウンサーとして働くようになり、幅広くいろんなことを知っていないといけないことに驚きました。いまは毎日、学生時代より勉強しています。大変だけど、それがアナウンサーの仕事は毎日同じではないというおもしろさにつながっています。

そして私は社会ってもっと厳しくて、苦しいものだと思っていたんですが(笑)、実際にはとてもいい人が多かったです。アナウンサー以外の同期もみんな仲がよく、支えになっています。出会えてよかったです。それは私と会社の相性がいいということなのかもしれませんね。

井上清華

いのうえ・せいか●福岡県出身。青山学院大学文学部卒。2018年4月、アナウンサーとしてフジテレビに入社。『めざましテレビ』、『Tune』、『世界法廷ミステリー』などを担当。

いま大学生に伝えたいコト
「出会いを大切にして目の前のチャンスには頑張って挑戦しよう! 」

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撮影/半田一道(フジテレビ写真室)  デザイン/坪本瑞希(WHITE AGENCY) 取材・文/佐久間裕子 構成/有働敬太