赤とんぼは秋になるまで山で涼んでいるらしい
[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2020年9月7日放送の「なぞの細道」のコーナーで、赤とんぼについての話題がありました。
他のトンボよりも少し遅めに飛び始める赤とんぼ。その出番まで一体何をしているのでしょうか?
秋の風物詩、赤とんぼ
避暑地でバカンス?
金沢市内の公園へ行ってみると、さすがにまだ早いのか赤とんぼを見つけることはできません。そこで石川県ふれあい昆虫館に行ってみました。
昆虫館の学芸員さんの話によると、最もよく見かける赤とんぼは「アキアカネ」。赤とんぼの代表的な種類だそうです。
アキアカネは、暑い時期は厚さを避けて白山の上、山の避暑地にいるのだそうです。
赤とんぼは、20種類くらいいるのですが、山に行くのはアキアカネだけ。
トンボは通常、6月半ば〜7月に成虫になります。しかし、アキアカネは暑さに弱いので、出来るだけ長い間未発達の状態を保ちたいのです。
暑いと早く成長するため、暑くない山の上に身を寄せ、卵のまま冬を越し、産卵を遅らせているのだそうです。
ちなみに田んぼから出てくるときは、黄色なのですが山から帰ってくるときは、赤色になっています。
色が変わる理由については、まだ研究中なのだそうです。
いつも見ている赤とんぼは、山へ行って赤くなって帰ってきていたのですね。
(ライター:りえ160)