9月1日は防災の日 「防災協力農地登録制度」の推進 大阪府
大阪農業は、都市近郊にある強みを活かし、都市部の農地において収益性の高い水ナス、しゅんぎく、若ごぼうなどの施設園芸作物が生産されている。これらの作物を生産する農地は、都市部において良好な自然環境や美しい景観を創出し、府民に安らぎや癒しを提供している。
大阪府では、多様な機能を有する農地を防災面からもとらえ、地域のまちづくりにおいて果たすべき役割を明らかにし、農家と、行政・地域住民等の多様な連携により、農地等を災害時の「逃げる」「凌ぐ」と、 復旧復興を支えることを目的とした「防災協力農地登録制度」を推進している。
この制度は、市町村の要綱に基づき、災害時における住民の安全確保及び復旧活動の円滑化を図る用地を確保するため、避難空間、仮設住宅建設用地、復旧用資材置場等として活用できる農地を、農家の協力により、あらかじめ登録するもの。登録された農地には、案内標識を設置し、住民にお知らせすると共に、ゴミの投げ捨て防止の啓発にもつなげている。
大阪府の担当者は、「農地が農作物の生産の場だけでなく、環境・防災面からも重要な役割を担っていることはまだまだ知られていません。このことを広く住民にご理解いただけるよう、頑張って広めていきたいと思います」と話す。
■各種リンク
・大阪府ホームページ:防災農地の取組み
・大阪府ホームページ:防災の日などについて
■問い合わせ先
大阪府 環境農林水産部 農政室 整備課 計画指導グループ
ダイヤルイン番号:06-6210-9600