ノイアーVSテア・シュテーゲンに変化あり ネイマールら封じたベテラン大復活
以前からドイツサッカー界で大きなテーマの1つとなっていたのが、正守護神問題だ。
2014ブラジルワールドカップ制覇に貢献したバイエルン所属GKマヌエル・ノイアーを信じるのか、それともバルセロナで評価を伸ばすGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンを信じるのか。
昨季までは、テア・シュテーゲンの方が人気は高かったかもしれない。ノイアーのパフォーマンスが2018ロシアワールドカップから怪しいと言われてきたからだ。
今季3冠を獲得したバイエルンでノイアーが再び評価を高めているからだ。
バイエルンはチャンピオンズリーグも制覇してみせたが、決勝のパリ・サンジェルマン戦でもクリーンシートを維持しての1-0勝利だった。
クリーンシートはノイアー1人の功績ではないが、ノイアーが何度か訪れた危ないシーンを防いだのは事実だ。
常に攻撃陣にスーパースターを擁してきたパリがチャンピオンズリーグの舞台で無得点に終わるのは、2016年4月のマンチェスター・シティ戦以来のことだ。それほどパリの攻撃を無得点に抑え込むのは難しいのだ。
今回ノイアーを中心とするバイエルン守備陣はそれを見事に実現してみせた。
来年にはEURO2020が予定されているが、3冠制覇に貢献したGKをスタメンから外すのは勇気のいる決断だ。今季の内容を考えれば、まだまだノイアーの1番手体制で戦うのが妥当か。
テア・シュテーゲンにとっては悔しい結果かもしれないが、今季は先輩・ノイアーの方が良いシーズンを過ごしたのは間違いない。ノイアーVSテア・シュテーゲンの議論は、再びノイアーが一歩リードか。
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