当社が入居していたビル

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　ベルッチインターナショナル（株）（TDB企業コード：147000912、資本金1500万円、東京都中央区日本橋本町2-6-13、代表浦野昌彦氏）は6月4日に東京地裁に自己破産を申請し、同月9日に同地裁より破産手続き開始決定を受けた。

　破産管財人は古里健治弁護士（東京都千代田区麹町3-3、東京富士法律事務所、電話03-3265-0691）が選任されている。

　当社は、1977年（昭和52年）4月に創業、2010年（平成22年）8月に法人改組。ミセス向けの自社ブランド「ベルッチインターナショナル」のブラウス、ジャケット、ワンピース、スーツ、コートなどを販売していた。価格帯は2万円から4万円をボリュームゾーンとしてコートなど10万円から20万円の高価格帯の商品を取り扱い、自社で企画、デザイン、パターンメイキングしたものを外部に委託し製造。関東1都6県を中心とした東日本地区の専門店を中心に、百貨店などに販売していた。また、東京都および埼玉県で「ボナスパジオ」の店舗名で小売店を運営し、近年のピークである2015年7月期には年売上高約6億9000万円を計上していた。

　しかしその後、2018年11月に小売部門の「ボナスパジオ」5店舗の運営を関係会社に譲渡。小売部門の売り上げがなくなるなか、昨年10月の消費税増税や暖冬の影響で業績は落ち込んでいた。さらには今年に入り、代表の体調不良に加え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、一段と売り上げが減少。資金繰りのメドが立たなくなったことから、今回の措置となった。

　負債は債権者約60名に対し約3億3000万円。