「新型コロナ関連倒産」は192件、発生は4〜5月に集中

　2020年5月28日16時現在、新型コロナウイルスの影響を受けた倒産（法的整理または事業停止、負債1000万円未満・個人事業者含む）は、全国に192件＜法的整理126件（破産109件、民事再生法17件）、事業停止66件＞確認されている（事業停止した事業者のほぼすべてが自己破産申請の準備に入っている）。

　負債総額は、1434億9400万円（判明した178件の合計）で、10億円未満が152件（構成比85.4％）を占めた一方、50億円以上の大型倒産は8件（同4.5％）。

　発生月別では、2月（2件）、3月（24件）、4月（105件）、5月（61件）で、4月と5月で全体の86.4%を占めている（事業を停止していた会社が法的整理に移行した場合、法的整理日でカウント）。 　都道府県別では、「東京都」（41件）が最も多く、以下、「北海道」（17件）、「大阪府」（15件）、「兵庫県」（13件）、「静岡県」（12件）と続き、これまで39都道府県で発生。

　業種別では、「ホテル・旅館」（38件）を筆頭に、居酒屋、レストランなどの「飲食店」（23件）、「アパレル・雑貨小売店」（15件）、「食品製造」（14件）、「食品卸」（11件）と続く。