きょう24日に放送される日本テレビ系バラエティ特番『はじめてのおつかい! しょげないでよBabyスペシャル』(19:00〜20:54)では、「がんばろう日本!」をテーマにに30年間の傑作選を紹介する。

登場する子供たちの番組の紹介文は、以下のとおり。

■16年7月18日放送:宮城・仙台市 璃月くん(3歳5か月)



美容師をしているご両親は璃月(りつき)くんの誕生をきっかけに独立、お店を経営しています。その内装を手がけてくれたのが社会人応援団“青空応援団”の団長・平(たいら)さん、東日本大震災の復興を機に知り合いました。”青空応援団“は依頼があればどこへでも行き、たくさんの人へ応援を届けます…お父さんは子どもにとってかっこいい父親でありたいという気持ちから、青空応援団に入団。そんな応援団に入ることは璃月くんの夢でもあります。憧れのお兄ちゃんが誕生日を迎える今日、内緒で青空応援団にきてもらうことにしました。だから今日は璃月くんも一日応援団員!しかし大事なこの日、お父さんは大事な学ランを持ってくるのを忘れてしまいました。お店にはもうお客さんが来ています。そこで家に学ランを取りに行くおつかいを頼むことに…。物腰の柔らかい、優しいお父さんとお父さん似の璃月くん、お父さんの頼みは伝わらず、「ひとりではさびしい」となかなかおつかいに行けません。そこでお父さんは一大決心、お店の外にも響きそうな大きな声で璃月くんを応援しました。すると、璃月くんの顔つきが変わりました!気持ちが通じ合ったふたり。さあ、出発です!

■97年1月4日放送:福井・越前市 伊織くん(3歳7か月)



冬の日本海といえば福井の越前ガニ!お父さんはネタにキビシイお寿司屋さんの大将ですが、長男の伊織(いおり)くんにはめっぽう甘い。おじいちゃんの生け簀から「一番いいカニを1パイもらってきて」とおつかいを頼みました。「行ける?」と切り出しましたが、『行けん、行けん』とあっさり断られる始末。「行ってお願い!」『行けん』の繰り返し、父と息子の根競べです。そんな父と子のやり取りにお母さんの目がきらりと光りました。甘い甘いお父さん、それとは対照的なお母さんは越前の女、男には厳しい。お父さんの優しい説得の様子を黙って見ていましたがついに堪忍袋の緒が切れ…。なかなかおつかいに行こうとしない伊織くんがどんなに泣きわめこうがジタバタしようが、お母さんは負けません。動かないわが子にお母さんは作戦を考えました。ある目標を定め、一人で少しずつ前を歩かせて後ろから見守ります。もちろん褒めることも忘れずに。お母さんの気持ちに背中を押され伊織くんが少しずつ前に進みました。越前の女は男に厳しい…そして優しい。お母さんの作戦大成功!

すっかり自信をつけた伊織くんの帰り道は、いっぱいのカニとキラキラ輝いている笑顔でした。

■97年1月4日放送:茨城県・水海道市(現・常総市) 英輝くん(4歳10か月)・奈月ちゃん (1歳10か月)



なんと三人目の出産当日におつかいに出したお母さん!長男の英輝(ひでき)くん、妹の奈月(なつき)ちゃんを連れて病院まで母子手帳を届けに行きます。英輝くんは優しい反面感じやすい男の子。お母さんのおなかが大きくなるにつれ赤ちゃんへの焼きもちが出てきました。これをきっかけにお兄ちゃんとして生まれ変わってほしい、お母さんの決心です。お父さんから電話を受けた英輝くんは自分でタクシーを呼び、頼まれた母子手帳と財布、赤ちゃんを寝かせるかごを持って病院へ向かいます。タクシーの運転手さんにしっかりと道案内をしながら小さな妹の面倒もちゃんとみる一生懸命なお兄ちゃんぶりです。途中お店に寄るようにお願いしました。「おはげ」を買うそうです。「おはげ?」お母さんのために頼まれてはいない「おはぎ」を買いにお店に入っていきました。その間奈月ちゃんは運転手さんとふたりきり。人見知りの奈月ちゃん、大丈夫かな。お店の中では「おはぎ」が売り切れ。英輝くんが一生懸命店員さんに説明をしています。そのころお母さんは分娩室に入りました。いよいよ出産です。お母さんも頑張っていました!

■17年1月9日放送:神奈川・横浜市 橙利くん(4歳7か月)



お父さんはサッカー元日本代表・大久保嘉人(おおくぼ よしと)選手。ストライカーで闘志を前面に出した激しいプレーが特徴の大久保さんですが…「自分が子育てに全く関わらないなんて考えられない!」と実は積極的なイクメンパパ。3人の息子たちをお風呂に入れたり、寝かしつけたり。今回、おつかいに行くのは三男の橙利(とうり)くん。普段から甘えん坊でお父さんにべったり、だけどもうお兄ちゃんにならなきゃいけないんです。そう、おめでたいことに奥様はご懐妊!息子たちに赤ちゃんのことを伝えて、三男の橙利くんもお兄ちゃんになるこのタイミングでおつかいに行ってもらおうと考えました。ところが…赤ちゃんがいることを伝えると2人のお兄ちゃんの笑顔とは違い、複雑な表情をする橙利くん。お兄ちゃんにはなりたいけど、お兄ちゃんにならなくてはいけない…素直には喜べないようです。そこでお兄ちゃんになるためのおつかいを頼みました。全然出発してくれない末っ子に大久保さんは汗びっしょり!イクメンパパ、頑張れ!最後は涙涙のお母さん、感動のおつかいです。

■14年1月13日放送:長野・伊那市 紅葉ちゃん(4歳0か月)



おつかいに行く紅葉(くれは)ちゃんのお母さんはいま抗がん剤の治療中です。入院している間はなかなか会うことができません。お母さんは紅葉ちゃんにもっとしっかりしてほしいと自分のところへ来てもらうおつかいを考えました。おつかいに出すのは58歳のお父さん。紅葉ちゃんにはまるでおじいちゃんのように甘く、部屋の中では抱っこ抱っこです。おつかいの話を始めますが、紅葉ちゃんは泣きべそで出発する気配はまったくありません。そこへお母さんから電話がかかってきて一喝!お父さんにもスイッチが入り、お母さんからのお手紙を読み聞かせるうちに紅葉ちゃんの顔も変わりました。おつかいはバスに乗ってお母さんのいる病院に行くこと。病院に着いてからは一度も泣くことなく、しっかりと病室に向かいます。いつもはなかなかしてもらえないこと、絵本を読んでもらったり、マニキュアを塗ってもらったり、1時間、お母さんと一緒の大切な時間を過ごしました。あとはバスに乗ってお父さんのいる家へ。お母さんはいつまでもバスを見送っていました。帰りをずっと待っていたお父さんは紅葉ちゃんを強く抱きしめ、そしてお母さんからの手紙を読みました。お父さんも紅葉ちゃんもお母さんの気持ちに思わず涙がこぼれました。

■12年7月16日放送:静岡・森町 源くん(3歳9か月)・紅ちゃん(4歳1か月)



静岡県西部にある森町(もりまち)。お茶が特産のこの町におつかいに行くのが心待ちにしているふたりがいます、源(げん)くん(3歳9か月)と紅(べに)ちゃん(4歳1か月)。

ふたりが通う保育園では毎日自分のお茶を持って行きうがいをします。お茶うがいは風邪やインフルエンザの予防に効果があるそうで静岡の小学校では蛇口からお茶が出るところがあるほど。ふたりともマイ茶筒にうがい用のお茶の葉を持っていきますがそのお茶の葉がなくなってしまいました。そこでふたりは念願のおつかいに行くことに。お店までは保育園のお散歩コース、土手の長い一本道を行きます。距離は長いけど、車のあまり通らない安全な道をお母さん達はふたりに教えました。

道中会話の絶えないふたり、お互いを励まし合いながら歩いていきます。知り合いの小学生たちに出会って「今からお茶屋さんにおつかい行くよ」と自慢げに話す紅ちゃん「小学生になったら一人で行くんだよ」と源ちゃんの付添い役のつもりです。

土手に出てくると、ここは気持ちのいい一本道。太陽が気持ちよくふたりを照らします。カゴを引っ張り合って力比べをしたり、カッパの葉っぱを見つけて頭に乗っけてみたり、仲良く楽しく時間をかけて歩いていきます。でも太陽は少しずつ傾いてきていました。日が暮れる前に帰ってこられるかな?ふたりの冒険は続きます。