北の旬・然が運営していた店舗(帝国データバンク撮影)

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 (株)北の旬・然(TDB企業コード:988857197、東京都港区西新橋3-17-1、代表酒井慶太氏)は、4月8日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は新保雄司弁護士(東京都新宿区左門町3-1、スプリング法律事務所、電話03-3352-8500)。債権届け出期間は5月7日までで、財産状況報告集会期日は7月3日午前10時30分。

 当社は、2005年(平成17年)7月に設立された居酒屋の経営業者。西新橋・愛宕神社の至近に「魚串 然」の店舗名で和食居酒屋を営業していた。魚介類を扱った料理を中心として、近隣の会社員などを常連客としていた。

 しかし、近年は業績悪化により赤字決算が続く苦しい経営を余儀なくされていた。また、店舗がオフィス街にあったことから、新型コロナウイルスによる自粛の影響を受け、近時の売り上げは大幅に減少。先行きの見通しも立たず、3月23日に事業継続を断念、今回の措置となった。

 負債は債権者約33名に対し約3076万円。