3回、満塁のピンチを迎え、戸郷(中央)のもとに集まる巨人ナイン=東京ドーム(C)KyodoNews

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セCSファイナルステージ第3戦

● 巨人 6 − 7 阪神 ○

<10月11日 東京ドーム>

 11日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター CSファイナルステージ第3戦 巨人−阪神戦』で解説を務めた野村克也氏と江本孟紀氏は、巨人の先発に疑問に感じたようだ。

 巨人はアドバンテージの1勝を含む3勝を挙げ、日本シリーズに王手をかけて第3戦に挑んだ。勝つか引き分けで日本シリーズ進出が決まる大事な一戦で、巨人は先発にルーキーの戸郷翔征を立てた。

 この先発に野村氏は「ルーキーとかなんとかという前に、この大事なときにこんなピッチャーを投げさせる意図がわからない。今日負けてもあんまり応えないんじゃないの。余裕があるから投げさせている」とコメント。

 戸郷は2回まで無失点に抑えていたが、3回に先頭の梅野隆太郎にソロを浴び失点。その裏、打席が回ってきたところで若林晃弘に代打を送られ交代となった。巨人はこの回、先頭の若林が死球で出塁すると、岡本和真、阿部慎之助の適時打で3点を奪い逆転に成功する。

 3−1となった4回は、今季8勝を挙げた桜井俊貴が登板。桜井は満塁のピンチを招いたが、この回を無失点に抑えると続く5回もマウンドへ。しかし、5回に四球、死球、四球で無死満塁としてしまうと、ここで降板。後を受けてマウンドにあがった高木京介は、高山俊、梅野隆太郎、近本光司に適時打を浴び、この回一挙5点を奪い逆転を許した。

 その裏、岡本の2ランで同点としたが、9回に2イニング目となった中川皓太が大山悠輔に一発をくらい、これが決勝点となり巨人は敗れた。

 江本氏は試合後、「ジャイアンツは負けるべくして負けた。先発に1勝のピッチャーを使って、あわよくば勝とうと。あとはリリーフピッチャーがちょこまか勝ってくれればいいよという、あわよくば野球をやったんですよ。負けて当たり前」と苦言を呈した。

(ニッポン放送ショウアップナイター)