ロバートソンがメッシに対して行った“疑惑の行為”が話題となっている【写真:Getty Images】

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前半1分、メッシを止めて上がる際にロバートソンが相手の後頭部を小突いた疑惑が浮上

 リバプールは現地時間7日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦でバルセロナに4-0で勝利。

 2戦合計スコアで4-3とし、劇的な逆転突破で2年連続の決勝進出を果たした。ベルギー代表FWディボック・オリギとオランダ代表MFジョルジオニ・ヴァイナルダムが2ゴールずつを挙げたなか、開始直後にスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンが相手エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに対して行った“疑惑の行為”が話題となっている。

 リバプールは前半7分にオリギのゴールで先制すると、後半9分からヴァイナルダムが3分間で2得点。後半34分にはイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの頭脳的なCKをオリギが押し込んでこの日2ゴール目を奪い、4-0と勝利した。敵地での第1戦で0-3と完敗を喫していたなか、奇跡的な大逆転劇で決勝に駒を進めている。

 一方で注目を集めているシーンは、試合開始直後の開始1分に起こった。センターサークル付近でボールを拾ったバルセロナのメッシが、ドリブルでリバプール陣内に侵入。強引に突破を試みたが、リバプールのブラジル代表MFファビーニョとロバートソンに潰されてボールを失った。メッシはピッチに転倒するも、ファウルの判定はなくプレーは続行。リバプールが攻撃に転じたが、交錯して倒れていたロバートソンが起き上がって通り過ぎる際に、メッシの後頭部を右手で振り払うように突いていったのだ。不意打ちで殴られた格好となったメッシは唖然。しかし、ロバートソンはファウルも警告も受けることはなかった。

「スマートなプレーじゃない」「嘆願書を集めるべきだ」とファンも非難

 衛星放送「FOXスポーツ」アジア版は、「アルゼンチンの魔術師はリバプールのディフェンスによって、機能しなかった。その道筋は、リバプールのアンドリュー・ロバートソンが彼の頭を突いた開始1分に決まった」と言及。「スマートなプレーじゃない」「ロバートソンが処分されるように嘆願書を集めるべきだ。彼は明らかにメッシの頭を殴った」といったツイッター上のファンの声も紹介した。

 米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」の公式ツイッターは、「アンドリュー・ロバートソンはレオ・メッシを罰して地面に打ち付けた。審判は冷静になるよう求めた」と、ロバートソンがメッシの頭に手をかけている決定的瞬間の写真とともに伝えている。

 ロバートソンは前半だけで交代となっていたが、リバプールの歴史的な逆転突破が実現したことにより、開始直後の疑惑のプレーにスポットライトが当てられている。(Football ZONE web編集部)