総務省が発表した労働力調査(速報)によると、3月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.2ポイント増となる2.5%だった。

 男女別の完全失業率は、男性が2.8%で前月比0.3ポイント増。女性は2.2%で前月比増減なしとなった。

 完全失業者数は174万人(前年同月比1万人増)。「勤め先や事業の都合」は19万人(同3万人減)、「自己都合」は79万人(同6万人増)だった。

 就業者数は6687万人(前年同月比67万人増)で、75カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は5948万人(同76万人増)。

 正規雇用は3439万人(同22万人増)、非正規雇用は2176万人(同65万人増)となった。

 非正規雇用の内訳は、パート1073万人(同21万人増)、アルバイト455万人(同15万人増)、派遣社員146万人(同16万人増)、契約社員309万人(同13万人増)、嘱託117万人(同4万人増)、その他77万人(同3万人減)。

 就業者数の前年同月比を産業別に見ると、医療・福祉(39万人増)、教育・学習支援業(15万人増)、卸売業・小売業(13万人増)などが増加し、製造業(12万人減)、学術研究・専門・技術サービス業(12万人減)、農業・林業(9万人減)などが減少した。