映画『キングダム』初日舞台挨拶が19日、都内・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、キャストの山粼賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、大沢たかお、監督の佐藤信介が登壇した。

時は紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政(後の秦の始皇帝)を壮大なスケールで描く漫画「キングダム」(原秦久/集英社)。主人公の信(しん)役に山粼賢人を迎え、嬴政(えいせい)役に吉沢亮、楊端和(ようたんわ)役に長澤まさみ、河了貂(かりょうてん)役に橋本環奈、将軍・王騎(おうき)役に大沢たかおらが集結。監督を『いぬやしき』『BLEACH』などで知られる佐藤信介が務める。

大将軍になるという夢を抱く主人公・信にちなみ、キャスト・監督が叶えたい夢についてトークが進行。山粼は、自身の演じた信と同様に「僕の夢は…“天下の大将軍”です!」と発表。「信を演じることができて本当に幸せだった。このまま信を生き続けたい。この映画をやれたこと自体も夢でした。“天下の大将軍”になるまでやり続けたいと、素直に思います。俳優としても、すごい高みにいきたいなと思います」と真摯に語った。

吉沢も、演じたキャラクターにかけ「“中華の唯一王”」と答えると、会場からは大きな拍手が。「理由は賢人と全く一緒です!“中華の唯一王”になるまで、この役をやり続けたい!」と笑顔をのぞかせた。

長澤は「“絶大なる信頼”。楊端和を演じていて思ったのですが、楊端和ってすごく愛されているキャラクターだなと感じていて。“待ってました”感を持っていて、どんな時でも助けてくれる。そういった強さを持ったところが楊端和の魅力だと思うので、そんな信頼を持てる人になれたらいいなと思います」と明かした。

一方で橋本・本郷・大沢は「続編」と揃って回答。本郷は「続編しかないですよね。成蟜くんて…すごく良い奴なんです!今後、活躍するんです!映画では描かれていないですが、そんなところまで続けられたら…ちょっとは好感度が得られるんじゃないかな」とハニカミ。

大沢は「年齢的にだんだん制作サイドに気持ちがいくんですが、最初にこのお仕事を頂いた時に『続きはあるんですか?』と聞いたんです。その言葉に僕は(王騎役を)やろうと決めたんですが、『本当にわからない』と。公開して、お客さんに観てもらって評価してもらう。もし続編が観たいと思ってくれるなら2・3と作っていきたいと。その言葉に素晴らしいことだと思いました。皆さんが続編2・3をジャッジしてください!制作サイドに代わって、お願いします!」と熱意を持って伝えていた。

原作ファンで知られる橋本は「まだまだ先があります!原作には本当に良い話がたくさんあるので、本当にやりたいことがいっぱいある。個人的には、河了貂が軍師になるところをやってみたいなと思います」と話した。

佐藤監督は「“蛇甘平原”」と答え、キャスト・会場からは「お〜!!」と感嘆の声が。「もの凄い戦いが繰り広げられるんです。ここまでの作品を作れた今、出来る気がしているんです。9年くらい前は直感で『無理だな』と思っていたのですが、2年前に映画化の話を聞いて『今ならできる』と思ったんです」と明かし、会場を沸かせた。

最後に山粼は「撮影当時は信を生きることに、ただただ集中していました。クランクアップした時に、すごく寂しさというか…やりきった気持ちもありました。『キングダム』の面白さや熱がどう広まっていくかは、お客様次第です。良いと思ってもらえたら、信たちのように熱い心をもって広めていただけたら嬉しいです!」とアピールし、イベントを締めくくった。

映画『キングダム』は全国東宝系にて公開中

(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

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