ダイハツ、無資格者が検査工程に入れないシステムを全工場へ

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 ダイハツ工業は、車両の完成検査を担当する有資格者を顔画像で認証して管理するシステムを国内の全工場に導入する。2017年に発覚した日産自動車やSUBARU(スバル)の無資格者による完成検査の問題を受けて、管理を厳格化する。新システムは6月に京都工場(京都府大山崎町)に導入する。滋賀(滋賀県竜王町)や池田(大阪府池田市)などほかの国内工場にも順次、導入する。

 従来から有資格者の印鑑や書類などを使って管理しており、不正はなかった。新システムは始業時に登録した有資格者の顔情報と実際に検査した作業者の顔画像を照合する仕組みで、無資格者が検査をできないようにする。完成検査の全工程に導入する。業務効率向上の効果も見込めるという。