伊藤達哉が継承!ハンブルガーSVの「11番」を背負った4人の有名選手
クラブ史上初めて2部へ降格したドイツ屈指の名門ハンブルガーSV。昇格を目指す2018-19シーズンの戦いが今週から始まる。
酒井高徳とともに活躍が期待される21歳の伊藤達哉は、今季から背番号を11番に変更。ここでは、HSVの11番たちを振り返ってみる。
イヴィツァ・オリッチ(元クロアチア代表FW)
常に全身全霊のプレーでチームを牽引した魂のFW。
抜群のスピードと圧倒的な運動量を備え、攻守両面で貢献する“モバイル・ストライカー”の代表格として活躍を見せた。
HSVには2度に渡って在籍し、背番号は11番と8番を着けた。クロアチア代表としても100キャップ以上を記録。現役引退後は代表のアシスタントコーチを務めている。
エルイェロ・エリア(オランダ代表FW/現イスタンブルBB)
オランダが生んだ快足ドリブラー。強烈な突破力を備えたウィングストライカーとして、かつては大きな期待が寄せられていた。
姿勢のいいドリブル、卓越したボールコントロール、柔らかな足元などポテンシャルは折り紙つきだった。
だが、HSV後に移籍したユヴェントスでは、わずか149分しかプレーできず…。
その後は伸び悩んだが、トルコで復調したようで、31歳になった今年におよそ3年ぶりの代表復帰を果たした。
See you next season ❤️ pic.twitter.com/27jVG2pkho
— Eljero Elia (@EljeroElia) 2018年6月5日
ちなみに、彼がオランダ代表にデビューしたのは、2009年の日本代表とのフレンドリーマッチ。
ニコ・コヴァチ(元クロアチア代表MF)
昨季までは長谷部誠のフランクフルトを指揮し、今季バイエルン・ミュンヘンの新監督に就任したコヴァチ兄。
現役時代は代表キャプテンを務めるなど強いリーダーシップを持った選手だった。テクニックに長けたタイプではなかったが、ピッチに必要な中盤のファイター役として活躍を見せた。
選手時代にもバイエルンでプレーした経験があるが、その前に在籍していたのがHSVだった。
ハサン・サリハミジッチ(元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MF)
現在はバイエルン・ミュンヘンでスポーツ・ディレクターを務めるサリハミジッチ。
現役時代にはバイエルンやユヴェントス、ヴォルフスブルクでもプレーしたが、デビューしたのはハンブルクだ。
ドイツに移住後、HSVのユースで育成されるとトップデビュー。19歳だった2年目から11番を託されたようだ。
選手時代は、中盤からサイドバックまで左右を問わずにプレーできる器用さと、切れ味鋭いドリブルと献身的な守備、そして常に全力を尽くすスタイルで愛された。
HSVは開幕戦で昨季3位だったホルシュタイン・キールをフォルクスパルクシュタディオンで迎え撃つ。