前田健太

写真拡大

27日、テレビ朝日「報道ステーション」では、ロサンゼルス・ドジャースに所属する前田健太のインタビューを放送。野球解説者・前田智徳氏がドジャースのキャンプ地、アリゾナを訪れた。

メジャー3年目を迎える前田は、これまでの2年間を「昨年は先発として、なかなか良い結果が残せなかったですし、1年間ローテーションを守れなかったっていう悔しさはあります」と振り返ると、その難しさを「去年の悪かった時って2回か3回までにすごい点をとられている。そこで早めに代えられたりしていた」と話す。

先発で思うような結果を残せず、昨季の6月にはリリーフへと回されることになった前田。その原因を聞かれると、「色々このオフに考えた」と前置きするや、「日本の野球が抜けない」とキッパリ。具体的には「（日本では）120球、130球投げるのは当たり前で、その投球スタイル、力配分が僕の体に染み付いている。長いイニングを投げないといけないというプライドだったり、抜かないといけないなっていうのは考えています」と説明した。

そのため、昨季は「200イニング」を目標としていたが、本インタビューでは「200イニングは無理です」と大笑い。「ちょっと考え方を変えて、90から100球を自分の中で決めておいて、そこに向けてペース配分を考える。新しい挑戦ですけど」などと語った。

だが、その一方でリリーフでの経験も活きてくるという前田は、「先発の時はコントロールをすごく気にしていたので、（リリーフで）あれだけ全力で投げても意外と狙ったところにいくっていう感覚は自分でも不思議で、こういうピッチングもありなんだなって」としみじみ。「全力で投げればファールになったり空振りを取れるという感覚があった。そこは新しい発見」と手ごたえを明かした。