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 美しすぎる投球フォームのグラビア・アイドルとして知られる、タレント・稲村亜美(22)が10日、少年野球の始球式で中学生男子たちに取り囲まれ、あわや危機一髪のハプニングだったとネット上で話題となっている。

 稲村といえば、15年にトヨタ自動車のCMで、スーツ姿のOLに扮しての豪快スイングが「神スイング」として話題となり、巨人の原辰徳監督(当時)に「非の打ち所がない」と言わしめた女性タレント。以来、プロ野球の始球式でピッチングを披露することも多く、16年11月には自身最速の球速は105km/hを記録して話題になった。そんな彼女は、野球に打ち込む少年たちのマドンナ的アイドルだとの声もあるほどだったのだが一体、なにが起こったのか。

 事件があったのは、神宮球場で行われた「日本リトルシニア中学硬式野球協会」の関東連盟の開会式。関東の202チーム、1000人以上の選手たちが見守る中、稲村が登場して始球式に登板したのだった。ピッチングはマウンドの空間をあけて、稲村の周囲をぐるっと取り囲む形で行われた。稲村は、華麗なフォームから速球を繰り出して、1球目は計測不能となるも、2球目3球目はともに96km/hをマークして、スタンドの観客と間近で見ていた中学生たちを湧かせた。

 だが、稲村の投球が終わった後も、中学生たちの興奮ぶりはおさまらない。徐々に稲村を遠巻きに取り囲んでいた輪が狭まっていき、誰とはなしに稲村に迫り始めた。そして、ついには雪崩れのように稲村を揉みくちゃにしてしまったのだ。運営スタッフらが駆け寄るも後の祭り、ビデオを撮影していた観客からは「ダメだ、ダメだ〜」との悲鳴も漏れ、現場のただならぬ混乱が伝わっていた。

 幸い、稲村にも選手たちにも怪我はなかったものの、ネットに拡散された映像を見る限りでは、あわや将棋倒しで、死傷者が出てもおかしくない事態である。稲村は同日SNSで「今日神宮球場にいた選手の皆さんが心配してくれますがわたしは全く問題なく大丈夫ですよー!!!」とツイートしたが、選手と思われるアカウントからは「触った」などという犯行コメントが投稿されたこともあり、ネットは大炎上となった。

 SNS上では「サカリのついた中学生の性欲を感じて怖い」「これは集団暴行だよ。満員電車の痴漢と同じ」「中学生だから問題化されないけど、立派な性犯罪で厳重注意すべきだろ」「揉みくちゃにする前から、しゃがんで稲村のパンツを覗き込んでる奴が映ってる」などと非難囂々の声が寄せられた。

 中学生とはいっても、エネルギーみなぎる若い男性である。目の前の触れられる距離に、アイドルがいれば集団暴走することも想定できる現象のはず。運営は「健全なスポーツマンシップ」を妄信するのではなく、まずは「年頃の中学生」であることを考慮に入れるべきだったのではないだろうか。