止まらぬ角界不祥事

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日本相撲協会は、2018年1月5日、立行司の第40代式守伊之助(58)が、10代の若手行司に対し、キスや胸部に触れるなどのセクハラ行為を行っていたと発表した。新聞各紙が報じた。

立行司は、大相撲の番付でいえば横綱に相当する最高位だ。昨年から相次ぐ現場トップの不祥事に、「横綱グダグダ その勝負裁く立行司グダグダ」など、ネットでは冷ややかな声が溢れている。

協会は懲戒処分を検討中

元横綱・日馬富士の暴行事件に端を発し、貴乃花親方の理事解任など、揺れに揺れる角界に、さらなる「事件」が起こった。

報道によると、昨年12月16日の冬巡業中、ホテル内で泥酔した伊之助を10代の若手行司が部屋まで送っていったところ、伊之助から唇にキスをされたり胸をさわられたりしたという。

伊之助は、行為を認め謝罪。被害者の行司も、警察に被害届を出す考えはないという。しかし本件を重く見た相撲協会は、近く臨時理事会を開いて懲戒処分を検討中だ。

ツイッターやネット上には、

「もう相撲終わったな」「力士も行司も頂点近くの者がコレじゃあね」「また酒席...」「なんかもういろんな意味で大相撲オワタ感半端ない」「あれだけモメてた最中の冬巡業でのセクハラの不祥事」「国技なのに本当に情けないニュースばかり」

など、相撲界全体に呆れたという声が殺到した。

立行司として適格なのか

さらには、伊之助が2015年の秋場所、九州場所と2場所連続で3回の軍配差し違えをしていることから、

「差し違えを何度もやっていたようだし、立行司として適格なのかどうか検討する必要あるのでは」「本来なら木村庄之助に昇進しなくては成らない時期だが差し違いに加えこんな問題を起こしたとなるとムリっぽい」

と、立行司としての資質を問う意見も上がっている。