2018年3月卒業予定の大学生が働きたい組織の特徴は、仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできることで、8割超の支持を得ていることがリクルートキャリア(東京・千代田、小林大三社長)の調査で分かった。

 大学生が最も働きたい組織として支持している項目(どちらかといえばを含む)は、「仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」で86.4%となった。次いで、「安定し、確実な事業成長を目指している」が82.7%、「入社直後の給与は低いが、長く働き続けることで後々高い給与をもらえるようになる」が79.2%となった。

【大学生が働きたい組織の特徴 上位5項目】
1位 仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる 86.4%
2位 安定し、確実な事業成長を目指している 82.7%
3位 入社直後の給与は低いが、長く働き続けることで後々高い給与をもらえるようになる 79.2%
4位 コミュニケーションが密で、一体感を求められる 78.2%
5位 歴史や伝統がある企業である 76.4%

 男女文理別でみると、1位はすべての属性で「仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」となり最も支持を集めた。

 2位は、男性の理系、女性の文系、女性の理系で「安定し、確実な事業成長を目指している」となったが、男性の文系のみが「入社直後の給与は低いが、長く働き続けることで後々高い給与をもらえるようになる」だった。

 女性は、「個人の生活をサポートする制度(休暇制度や各種手当など)を充実させる代わりに、給与は低い」の支持が高かった。

【大学生男性・文系が働きたい組織の特徴 上位5項目】
1位 仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる
2位 入社直後の給与は低いが、長く働き続けることで後々高い給与をもらえるようになる
3位 安定し、確実な事業成長を目指している
4位 コミュニケーションが密で、一体感を求められる
5位 歴史や伝統がある企業である

【大学生男性・理系が働きたい組織の特徴 上位5項目】
1位 仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる
2位 安定し、確実な事業成長を目指している
3位 入社直後の給与は低いが、長く働き続けることで後々高い給与をもらえるようになる
4位 コミュニケーションが密で、一体感を求められる
5位 歴史や伝統がある企業である

【大学生女性・文系が働きたい組織の特徴 上位5項目】
1位 仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる
2位 安定し、確実な事業成長を目指している
3位 個人の生活をサポートする制度(休暇制度や各種手当など)を充実させる代わりに、給与は低い
4位 コミュニケーションが密で、一体感を求められる
5位 入社直後の給与は低いが、長く働き続けることで後々高い給与をもらえるようになる

【大学生女性・理系が働きたい組織の特徴 上位5項目】
1位 仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる
2位 安定し、確実な事業成長を目指している
3位 個人の生活をサポートする制度(休暇制度や各種手当など)を充実させる代わりに、給与は低い
4位 入社直後の給与は低いが、長く働き続けることで後々高い給与をもらえるようになる
5位 コミュニケーションが密で、一体感を求められる

 調査は、2017年5月19日〜31日、2018年3月卒業予定の大学生を対象に実施し、5671人の回答を得た。大学生5671人(男性・文系1898人、男性・理系1192人、女性・文系1833人、女性・理系748人)