【世界の市場】台湾のB級屋台グルメが大集結!100年の歴史をもつ台中の第二市場で食いだおれ
台湾中部に位置する台湾第3の都市・台中。
近年台中では、古い建物を改装し、おしゃれスポットとして再生させたリノベーションスポットが人気を集めています。
例えば、世界でもっとも美しい眼科と呼ばれる「宮原眼科」やディーブでマニアックな雰囲気のある「忠信市場(ジョンシンシーチャン)」、さらにはブラタモリ台湾編でタモリさんが訪れた、約100年の歴史を持つレトロな鉄道スポット「彰化扇形庫」、さらには、アイドルグループのプロモーションビデオで有名になった、鮮烈なアートがあふれる虹の村「彩虹眷村(さいこうけんそん)」など、台中にはさまざまな場所が存在します。
そんな見所あふれる台中ですが、もちろんさまざまな美味しいローカルフードが存在します。
例えば、あのあの蒋介石も愛した小籠包を味わえるお店「沁園春(チンユエンチュン)」やあの世界的に有名になっているタピオカミルクティーの発祥のお店「春水堂(チュンスイタン)創始店」などは、台中が世界に誇るグルメと言えるでしょう。
そんな世界に誇る台中ですが、お手頃な値段で様々に楽しめるスポットがあることをご存知でしょうか?
それが今回ご紹介する「台中市第二市場」。
日本統治時代の1917年に「新富町市場」として開設された市場で、台中に現存する市場としては最も古い歴史をもつ市場です。
一見小さな市場に見えますが、中は意外に奥行きがあり、迷路のようにさまざまなB級グルメの屋台がひしめいています。
お昼どきは地元の人々でいっぱい。観光客はほとんどおらず、ローカルな雰囲気満点です。
定番の麺料理やご飯もののほか、バクテー、肉まん、中華ソーセージ、ジュースにデザートまでバリエーション豊富。
料理の屋台だけでなく、肉屋や雑貨店、八百屋まで何でもありです。
なんと市場の中に小さな寺院「武徳宮」まであり、その前では野菜が売られています。
こちらでは夜からの営業に向けて、肉の塊と対峙しながら下ごしらえ中。
一方、こちらでは大鍋で着々と料理が作られています。
通路には、なぜかレトロな子ども用の遊具まで。
さまざまな光景がごちゃ混ぜになったアジアらしい雑多な雰囲気に、「異国にいるんだ」というアウェイ感と、ワクワク感が同時に湧いてきます。
今回は、台南発祥の人気麺料理、「担仔麺(たんつーめん)」をいただきました。
シンプルながら、ニンニクのきいた奥深いダシの味わいが後を引くおいしさです。
ほかに、一般的な肉そぼろではなく角煮がのった魯肉飯や、肉そぼろをかけた卵入り麺、福州乾意麺もおすすめです。100年の歴史を誇る市場だけあって、古くから台中の人々に愛されてきた名物グルメも多い第二市場。食事どきになると、人気店には行列ができるので、美味しいものにありつきたいなら、人だかりがあるお店を選ぶのも手です。
食後には、ぜひさっぱりとした「愛玉檸檬」を。
「飲むゼリー」といった感じのスイーツ愛玉で、阿里山の愛玉を使用した爽やかな味わいは、食後の口直しにもぴったりです。
古き良き台中の食文化がぎゅっと詰まった第二市場。台湾の屋台料理は一品一品が小さめサイズなので、複数のお店をハシゴすることも可能です。
100年の歴史をもつレトロな市場で、思う存分に食いだおれを楽しみましょう。
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名前 台中市第二市場
住所 台中市中區三民路二段87號
営業時間は店舗によって異なる