テネリフェへの移籍が決まった柴崎。スペイン2部から欧州挑戦が始まる。写真:徳原隆元

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 鹿島アントラーズは2月1日、クラブ公式サイトで柴崎岳がスペイン2部のCDテネリフェに完全移籍することが決まったと発表した。

 柴崎は、公式サイトを通じて以下のコメントを発表している。
 
「Jリーグ、リーグカップ、そして天皇杯と、鹿島アントラーズで国内全てのタイトルを手にできたことは、本当に素晴らしい経験でした。その過程において、チームメイト、コーチングスタッフ、そしてフロントの方たちと共に戦えたことを誇りに思います。また、いつも自分を応援してくださったサポーターの皆さまには、心から感謝しています。自分のキャリアにおいて、これから重要な挑戦が始まります。そして、その挑戦を支えるのは、ピッチに立ちたい、ボールに触れたいというフットボールに対する純粋な想いです。どのような状況においてもこの競技と真摯に向き合い、フットボールを楽しむ心を表現し続けたいと思います。本当のところは、プロとしての一歩を踏み出したカシマスタジアムで最後にご挨拶をしたかったのですが、様々な理由からそれはできませんでした。またいつか、最高の形で皆さんと再会できることを願っています。今まで本当にありがとうございました」 

  昨年末のクラブワールドカップ決勝、レアル・マドリー戦で衝撃的な2ゴールを決めて欧州移籍の機運が一気に高まった柴崎は、先週に入ってスペイン入り。しかし、以前から加入が噂されていた1部のラス・パルマスとの交渉は不調に終わった。鹿島との再契約も取沙汰される中、ヨーロッパの移籍期限最終日に急転直下でテネリフェと契約を結んだ。

 柴崎は青森山田高から2011年に鹿島に加入した。以来、J1リーグ172試合・12得点という結果を残し、日本代表としても13試合・3得点。今後は、スペインで結果を残し、再び日本代表に返り咲けるかに注目が集まる。