シャペコエンセ、日本開催のスルガ杯を辞退か

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ブラジルの『Globo』は24日、「シャペコエンセはスルガ杯の辞退を希望している」と報じた。

昨年11月末に発生したチャーター機の墜落事故によって、元Jリーグ関係者を含む主力選手の多くを失ったシャペコエンセ。あれから約2か月が経過して新たな選手も揃い、先日、パウメイラスと事故後最初の親善試合を開催した。悲しみを乗り越えて少しずつ前へ歩み始めている。

彼らはこの後、州選手権と23日に始まったコパ・リベルタドーレス、国内カップを並行して戦うことになり、5月以降には全国選手権の開幕が控えている。また、スペインのバルセロナが毎年シーズン前に開催しているジョアン・ガンペール杯に彼らを招待した。

非常に厳しい日程が続くこともあり、8月に日本で開催されるスルガ銀行チャンピオンシップ(スルガ杯)の出場権を、コロンビアアトレティコ・ナシオナルに譲ることを望んでいるのだという。

コパ・スダメリカーナ決勝で対戦する予定だったアトレティコは事故後、大会のタイトルをシャペコエンセに譲り、その結果としてスルガ杯の出場権も彼らへ渡ることになった。

しかし今回の報道によると、シャペコエンセは厳しい日程に加え、クラブに最大限の支援を与えてくれたアトレティコに対する感謝も込めて、スルガ杯の出場権を譲る意向を持っているのだという。ただし、決定はCONMEBOL(南米サッカー連盟)に委ねられるとのこと。

なお、今年のスルガ杯には昨年のYBCルヴァンカップ(旧ヤマザキナビスコカップ)を制した浦和レッズが出場することになっている。