ゲルゼンキルヒェンでのホーム戦後、私服でスタジアムを歩く内田篤人の姿がしばしば見受けられる。かつてシャルケの右サイドバックで主力を担った日本代表。だが今はベンチに座ることさえできていないが、しかしその理由は戦力から外れているということではない。むしろその逆で、シャルケでは右サイドバックで問題を抱えており、できることなら明日にも復帰してほしいと願っているほどだろう。

だが2014年3月に膝蓋腱を負傷して離脱して以降、内田篤人は1年半もの間、実践から遠ざかったままとなっているのだ。

フィジカルトレーニングやランニングなど個人練習をこなしている同選手。そしてkickerが得た情報によれば本日10月4日が、内田の選手生命を決定づける日となる可能性がある模様。

確かにこれまでにもMRIは幾度となく受けてきた。だが今回の検査は特別な意味合いをもち、負荷をかけられるのか?どれほどかけられるのか?そして最悪の場合は現役続行が困難と判断される可能性もあるようだ。

シャルケと内田篤人は、ようやく痛みから解放されていることで前向きにとらえており、実際にヨーロッパリーグのメンバーに名を連ねていることから、内田の年内復帰への希望を抱いているということもみてとれる。

その一方でシャルケは、内田が居心地よく回復に集中できるよう日本の主治医カトリ医師の下での治療をうけられるようにしてきたものの、しかしこれまで幾度となく復帰を目指し思うような回復がみられておらず、悪い予感も拭い去れない。おそらく当初クラブ側が助言した保存治療を行っていたら、という想いも少なからず抱いていることだろう。