内田が約14カ月ぶりの代表合宿参加も…ハリル「すぐには復帰できない」

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 6月のキリンカップに向けて、日本代表の欧州組による事前合宿が24日に千葉県内でスタートした。

 合宿初日は川島永嗣(ダンディー・U)、長友佑都(インテル)、吉田麻也(サウサンプトン)、清武弘嗣、酒井宏樹(ともにハノーファー)、酒井高徳(ハンブルガーSV)の6人に加え、負傷離脱中の内田篤人(シャルケ)、山口蛍(ハノーファー)、武藤嘉紀(マインツ)の3人もリハビリとして参加した。

 昨年6月に右ひざの手術を受けて長期離脱を強いられている内田は、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が就任した昨年3月以来、約14カ月ぶりの合宿参加となった。しかし、練習後の取材に応じたハリルホジッチ監督は、負傷離脱中の3人が30日からの本合宿に参加しないことを明言。それでも「元気づけ、励ますため」に長く代表から遠ざかっていた内田を呼んだという。

「我々と一緒に楽しみながらトレーニングをしてほしいと思っている。グループと一緒にいるということがいい雰囲気を作るということもある。彼ら(内田、山口、武藤)もこのグループに戻ってきたことによって、嬉しさを表している」

 一度は2月頃に復帰する可能性も浮上した内田だが、結局1試合も出場しないまま今シーズンを終えた。ハリルホジッチ監督も「本当に難しい手術をして、本当に我慢をしないといけない時期です」と内田の状態について言及。「すぐには復帰できないと思います。本当に愚かなことをしないように。元の状況に戻るにはかなり多くのリハビリ、かなり長い時間をかけていかないといけない」と話し、復帰はまだ先だと明かした。

 日本代表は6月3日に豊田スタジアムで行われるキリンカップサッカー2016でブルガリア代表と対戦する。