「悔し涙から幸せな涙へ」10代女性リスナーが流した涙の理由を聞く

3月17日放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」では『君の涙の理由』をテーマにお届けしました。パーソナリティのとーやま校長とあしざわ教頭が、前日に高校の合格発表があったというリスナー（15歳・女性）に直接電話をかけて、涙のわけを聞きました。



リスナー「昨日、幸せな涙を流しました」

とーやま校長「昨日何があったの？」

リスナー「高校の合格発表があって、一緒に受験した友達2人と発表を見に行ったんです。私は中１の時からずっとその高校に行きたくて一生懸命勉強していたんですけど、落ちてしまって……。でも同じ学校を受けた2人は合格したんです。すごくつらくて、そこから逃げてしまったんです」

とーやま校長「どうしたらいいか分からないよなぁ」

リスナー「すごい悔しくて悲しくて、ちょっと離れたアパートの陰で泣いていたんです。高校からそんなに離れていなかったので、胴上げとか“おめでとう”って言う声が聴こえてくるんです。イヤホンして好きな音楽を聴こうと思ったんですけど、それも嫌なくらいダメですごく悲しかったんですね」

とーやま校長「これは、悲しい涙……だよな？」

リスナー「そうなんですけど、アパートの陰で泣いていたら友達2人が息を切らしながら探しに来てくれたんです。でも、合格と不合格で気まずいじゃないですか。だから、“来てくれて嬉しいけど大丈夫だよ”って言ったんですけど、2人が私の親が迎えに来るまで一緒にいるよって言ってくれて。いっぱい励ましてくれて笑わせてくれて、それがすごく幸せでした。落ちたことはつらいし一生悔やむし、忘れられないことだけど、その時だけは落ちたことが良い経験だったかなって。友達のことをこんなに大切だなって思えたのは落ちたからだと思うし、その時は幸せな涙を流せました」

とーやま校長「不思議だね。悔し涙も幸せな涙も見た目は一緒なんだけど、中身はこんなにも変わるんだね。その2人もすごく話し合いをしてくれたと思うんだよ。普通だったら会わないほうが良いって判断をすることも考えられるじゃん。それでも、2人がそこに駆けつけたっていうのも嬉しいなぁ」

あしざわ教頭「友達の力で涙の成分が変わるってそんな経験なかなか出来ないし、2人はキミが好きだからなんとかしたいっていう思いでずっと話しかけてくれたんだろうね。嬉しいね」

リスナー「2人と友達で良かったなって心の底から思って、ずっとずっと感謝したいです」

とーやま校長「そういう友達に出会えたことがすべてだね。話聞かせてくれてありがとう!!」

番組ではこのほかにも「片思いしていた女の子に卒業式に告白したら振られてしまった」、「大学進学のために地元を離れる際、親友が見送りに来てくれた」、「不幸があって参加できなかった文化祭での合唱を、友達が卒業式に再現してくれた」などを紹介。季節がら、卒業式で泣いてしまったという投稿が多く見られました。