茶葉を半発酵させた“ウーロン茶”はダイエット飲料として人気です。その効果は脂肪の吸収を抑えて排出すること。ただし、飲むタイミングや量によってはせっかくの効果がなくなってしまうこともあるのです。ウーロン茶のダイエット効果を活かすには、どんな飲み方をすればいいのでしょうか?

ウーロン茶は食事中か食後すぐに飲むのが鉄則!

ウーロン茶のダイエット効果は、摂取した食べ物の脂肪吸収を抑えて体の外に排出することです。つまり、ウーロン茶のダイエット効果が働くのは、胃腸に食べ物が入っている時。すでに蓄積された脂肪を排出するわけではありません。もちろんウーロン茶を飲むことで、脂肪の吸収が抑えられれば、蓄積された脂肪も少ししずつ減ってきます。でも、ウーロン茶のダイエット効果を最大限に発揮したいなら、食事と一緒か食後すぐ、胃の中に食べ物が入っている時に飲んだ方がいいのです。

空腹時にウーロン茶のがぶ飲みは危険!

ウーロン茶にはカフェインやタンニンが含まれています。これらの成分には胃液の分泌を促して消化を促進する効果があります。ただし、空腹時にがぶ飲みすると、胃の中には何にもないのに胃液ばかり分泌されるという結果に。胃を荒らしてむかつきや不快感のもとになるだけでなく、これが習慣化してしまうと胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因にもなりかねません。ウーロン茶にはポリフェノールも含まれているので代謝を上げる効果があるため、日常的に飲むのもいいのですが、空腹時のがぶ飲みは避けましょう。

“ウーロン茶”にはストレス解消効果もあった!

ウーロン茶の効果はダイエットばかりではありません。ウーロン茶を飲むと副交感神経が優位になってリラックスできる効果もあるのです。これは、ウーロン茶に含まれるテアニンの働きによるもの。リラックスすれば、筋肉が緩んで血管が拡張するので、冷え性を解消したり、脳の興奮を抑えてぐっすり眠れる効果もあります。緊張する場面でも、ウーロン茶を飲めばリラックスできるので、より集中したい時のパフォーマンスの向上にもピッタリです。


writer:岩田かほり