プレミアリーグ最高のフリーキッカーは誰なのか?公式サイトのデータを見る

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かつて、プレミアリーグではデイヴィッド・ベッカム、クリスティアーノ・ロナウド、ティエリ・アンリのような優秀なフリーキッカーがいた。

現代のプレミアリーグでは誰が「フリーキックの王様」なのであろうか?

イングランド・プレミアリーグ公式サイトが16日に直近2シーズンで最もフリーキックを決めている選手と、成功率についてデータを公開しているのでご紹介しよう。

2013年9月以降最もフリーキックを決めた選手

1位:クリスティアン・エリクセン(トッテナム) 6ゴール
2位:スティーヴン・ジェラード(元リヴァプール)、フアン・マタ(マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー)、ケヴィン・ミララス(エヴァートン)、ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)、ルイス・スアレス(元リヴァプール)  3ゴール

リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッド勢が3ゴールずつと互いを分け合う中、エリクセンが2位と倍以上の大差をつけて王様に輝いた。

今月4日のゲームで2本のフリーキックを決められ引き分けに終わったスウォンジー・シティのGKウカシュ・ファビアニスキは語る。

ウカシュ・ファビアニスキ
(スウォンジー・シティGK)

「彼が最高かどうかはわからない。しかし、自分がフリーキックで1試合2回もやられるなんてよ。それが答えになるのかもな。

試合前に分析をしたんだ。マンチェスター・シティ戦を見て彼のフリーキックがバーを叩き、そのこぼれ球をハリー・ケインが押し込んだよね。

だから、自分も気を付けていたのだがボールを見失ったね」

エリクセンは2013年9月から2年間で40本のフリーキックを蹴り6ゴール、15%の成功率になるという。

だが、ここで注意しなければならないのは、彼はトッテナムでそれだけの数のセットプレーを担当しているということである。

それは、上述のマンチェスター・ユナイテッドのようなビッグクラブは複数人の上位ランカーが互いに担当を分け合っている、また、トッテナムの攻撃陣がそれだけファールを受けているという証拠でもある。

次に、フリーキックの成功率を見てみよう。

2013年9月以降最もフリーキックの成功率が高い選手

1位:フアン・マタ(マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー) 20%
2位:スティーヴン・ジェラード(元リヴァプール) 18.7%
3位:ヤヤ・トゥレ(マンチェスター・シティ) 16.7%
4位:オスカル(チェルシー) 15.4%
5位:クリスティアン・エリクセン(トッテナム) 15%
※回数は10回以上のみ

スティーヴン・ジェラード、フアン・マタ、クリスティアン・エリクセンの3名がゴール数に続いて成功率でも名を連ねた。

しかし、成功数が最も多かったエリクセンは5位に終わり、フアン・マタが唯一の20%台となった。

先日、お伝えした通り目隠しでもフリーキックを決めるマタ。

では、ここ2シーズンに限らず、プレミアリーグ発足以降で最も多くフリーキックを決めた選手は誰なのであろうか?

プレミアリーグで最もフリーキックを決めた選手

1位:デイヴィッド・ベッカム(元マンチェスター・ユナイテッド) 15ゴール
2位:ティエリ・アンリ(元アーセナル)、ジャンフランコ・ゾラ(元チェルシー) 12ゴール
4位:セバスティアン・ラーション(サンダーランド、バーミンガムなど)、ローラン・ロベール(元ニューカッスル、ポーツマスなど)、クリスティアーノ・ロナウド(元マンチェスター・ユナイテッド) 11ゴール
7位:モアテン・ガムスト・ペデルセン(元ブラックバーン) 10ゴール

ジャンフランコ・ゾラやローラン・ロベールといったスペシャリストを差し置き、堂々と1位に輝いたのはやはりデイヴィッド・ベッカムであった。

ちなみに上記の表で現在もプレミアリーグでプレーしているのはセバスティアン・ラーションただ1人であり、記録更新が期待されている。