学生の窓口編集部

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蚊に刺されるのってイヤですよね。せっかく治まったと思った痒みが、次の日にまたぶり返したことはありませんか? 実はその現象には、きちんとしたメカニズムがあるんです。アメリカの情報サイト「ビジネス・インサイダー」が解説しているからくりを早速ご紹介します!

まず、皮膚を「ひっかく」という刺激に伴うのが、わずかな痛みです。ひっかくと、脳はその小さな「痛み」から身を守ろうとします。そこで生成されるのが、セロトニンという化学物質です。
虫刺されなどの痒みがぶり返すのはどうして?知って納得のメカニズム
セロトニンは、欲や痛みなどを調節する働きがあります。ただし、神経細胞内の受容体が密接しているせいで、ピンポイントで働きかけることができないのです。簡単に言いかえれば、何かを動かしたせいで隣にあった物まで間接的に動いてしまうようなもの。

痛みを和らげるスイッチと痒みを引き起こすスイッチがすぐ近くにあるせいで、両方オンになってしまうことになります。

つまり、かきむしると余計に痒くなるという悪循環が起こる罠! 虫刺されには刺激を与えず、痒いときは薬を塗ったり冷やしたりしたほうが良さそうですね。

参考:
Here's why your July 4 bug bites just keep getting itchier
http://www.businessinsider.com/why-scratching-an-itch-makes-itchier-2015-7