本田所属のミラン、26日に株式の60%をタイの実業家に売却へ

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 日本代表FW本田圭佑が所属するミランが26日に株式の60パーセントをタイの実業家ビー・タエチャウボル氏に売却することになると、イタリア紙『ガッゼッタ・デッロ・スポルト』など主要メディアが20日に一斉に報じた。

 通称『ミスター・ビー』ことタエチャウボル氏は、同じくミランの獲得に関心を示している香港の実業家リチャード・リー氏を、買収の提示金額でリード。間もなくミラノ入りし、数日かけて交渉が行われた末、26日に株式の60パーセントの売却が成立するものと予想されている。

 タエチャウボル氏によるオファーの合意期限は4月末までと設定されており、今年末までに株式の60パーセントの5億ユーロ(約640億円)が、ミランの持ち株会社である『フィニンヴェスト』社に支払われることとなる。

 また、エコノミストのパブロ・ビクトル・ダナ氏が代表取締役に就任。そしてミランのレジェンドであるパオロ・マルディーニ氏がクラブに復帰し、テクニカルディレクターに就任することになるとも伝えられている。

 不振を極めるミランが、ついにシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長のもとから離れ、外国資本の手に委ねられることが時間の問題となっているようだ。