NHK大河ドラマ「花燃ゆ」公式HPより

写真拡大

 4月12日に放送されたNHK大河ドラマ花燃ゆ』第15話の平均視聴率が、9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区 以下同)だったことが分かった。ヒロインの女優・井上真央(28)演じる主人公は、吉田松陰の妹・文。歴史的にほとんど無名の女性が主役とあって、1月4日の初回は16.7%と、大河ドラマ歴代ワースト3での発進だった。ネット上でも「真央ちゃんが悪い訳じゃないけど……」と井上を擁護しつつ「むしろよく14話まで2桁保ててたよね」と厳しい意見も見られる。

 苦々しいスタートを切って以降なかなか挽回の機会にも恵まれず、平均視聴率は同作ワーストを更新し続けていた『花燃ゆ』。若い視聴者層を狙い、主演の井上を取り囲むように伊勢谷友介(38)や東出昌大(27)、高良健吾(27)など他にも大勢の若手イケメン俳優を起用した同ドラマは“大河版『花より男子』”などと呼ばれている。このため従来の大河ファンから「見る気失せた」「大河馬鹿にしてる?」などと酷評された上、制作側が期待した若年層からも「若くたって凄みのあるストーリーが見たい」「イケメンばっかり出せばいいってものじゃない」と呆れられていた。

●注目記事:

ワースト更新し続ければ嵐・松本との結婚も遠のく?

 こうして難航が続いていた『花燃ゆ』は、5日放送の第14話で11.2%を記録し同作ワーストを更新したばかり。12日放送の第15話では伊勢谷演じる吉田寅次郎(松陰)が投獄され、松下村塾が閉鎖するという展開だったが、視聴率は9.8%とついに1桁台に。大河ドラマの視聴率1桁台は、2012年に松山ケンイチ(30)が主演した『平清盛』以来。通常の放送は20時からだが、この日は統一地方選挙の開票速報が予定されていたため、『花燃ゆ』は19時15分開始とイレギュラーな放送時間だった。ネット上では「選挙があったししょうがない」という声も見られるが、

「選挙の影響だろうけど、今後上がりそうな気配がないっていうのがやばいよね」
「うちも見るのやめました。脚本が悪いのかなぁ」
「脚本もそうだし、もっと歴史上でメジャーな人の方が入り込める」
「俳優さんの無駄遣い感が半端ない」
「真央ちゃんが悪い訳じゃないけど…あんまり話の内容が入ってこないのは確か」
「不評だと言われながらも『平清盛』は最後までみた。でも『花燃ゆ』は見る気にならない」

 など厳しい意見が多い。

「視聴者の中には脚本が悪いと指摘する者も見られますが、不発に終わった『平清盛』と比べられる際は主演の松山ケンイチも引き合いに出される。『花燃ゆ』が失敗に終われば、矢面に立つのはやはり井上でしょう。井上は以前から嵐の松本潤(31)との交際も噂されているものの、一部週刊誌では大河の撮影で1年近く拘束される井上が、松本とすれ違いの生活を送ることを指摘。さらにはここで一定の高視聴率を記録し、『井上が女優として結果を残すことができれば結婚のGOサインを出すという、双方事務所の合意があった』とも。2008年に『篤姫』で主演した宮崎あおい(29)もその後、離婚していますが、井上は結婚自体も危うくなってしまう可能性もあります」(週刊誌記者)

 ドラマの数字のみならず、私生活まで不安視されている井上。ネット上では早くも「来年に期待してる」と既に『花燃ゆ』に見切りをつけ、2016年に予定されている堺雅人(41)主演で三谷幸喜(53)脚本の『真田丸』に関心を寄せている者も。とはいえ今年の大河はまだ半年以上も残っている。井上が輝かしい未来を掴み取れることを願ってやまない。

(文/一樹守)

●注目記事: