五百旗頭(いおきべ)真・防衛大学校長が、2006年9月7日朝に配信された「小泉内閣メールマガジン」の中で、「靖国参拝一つで、どれほどアジア外交を麻痺させ、日本が営々として築いてきた建設的な対外関係を悪化させたことか」と、小泉首相の靖国参拝を批判した。

「小泉政権5年をこう見る」と言うタイトルで寄稿したもので、「積み立てられた信用という対外資産は、小泉首相が靖国参拝にこだわったことによって、大きく損なわれた」とも批判している。その一方で、「しかし小泉首相のあり余る魅力と国民的人気が、アジア外交への批判を封じている」と、「小泉外交」が続いてきた理由を分析した。