2006年春のヒノキ・スギ花粉の飛散開始時期は「例年並み」か「例年より遅く」、飛散量は「例年より少なめ」−。民間気象情報会社のウェザーニューズ<4825>が7日発表した来年の花粉飛散傾向で分かった。

 同社の最新長期予報では、06年1月の気温は「ほぼ平年並み」、2月は「上旬は寒気が流れ込みやすく例年を下回る」「中旬は例年を上回る日が多くなる」との見解が出ており、同社は、06年春の西日本・東日本の花粉飛散開始は05年より遅いところが多く、「例年並み」か「例年より遅くなる」と予想している。

 また、花粉の総飛散量は、前年7月の天候条件に大きく左右され、「気温が高い」「雨量が少ない」「日照時間が長い」−という3つの条件が重なると花粉の育成が活発となり、飛散量が多くなる傾向にある。来年春の総飛散個数は、記録的な大量飛散となった05年を大幅に下回る可能性が高く、同7月に気温の低かった東北地方や、同7−8月ともに降水量が多かった関東甲信地方を中心に、「例年に比べても少なめ」の飛散となる見込み。【了】

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