肉食男子な一面を見せたバカリズム

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 お笑い芸人のバカリズムが7日、関西テレビ・フジテレビ系の連続ドラマ「素敵な選TAXI(センタクシー)」製作発表会に、出演者の竹野内豊、南沢奈央、清野菜名、升毅らと共に出席した。バカリズムは脚本を引き受けた理由を「芸人として多才感が出て女性にモテるから」と明かし、意外に肉食男子な一面を見せて会場を沸かせた。

 連続ドラマの脚本執筆は初挑戦となるバカリズムは、「芸人が連ドラの脚本を担当するのは初めてなので、すごい多才感が出て、いろんな女性タレントさんにちやほやされるかなと思って」とオファーを快諾した理由を説明。ところが忙し過ぎて「モテているかどうかすらわからない」と吐露し、「5話以降の脚本が全くできていない。今のところ何にも浮かんでいないです……」と焦りも見せた。

 本作は、過去に戻ることができる不思議なタクシー「選TAXI」の運転手・枝分(竹野内)と、さまざまな事情から過去に戻りたいと願う乗客をめぐる、1話完結の人生再生ドラマ。人生をやり直すチャンスを与えられた乗客たちの予測不可能な結末を、スリルと笑い満載で描く。

 クールな外見に似合わず、話好きでおせっかいな運転手・枝分を演じる竹野内は、「バカリズムさんが書かれた本は最高です」とその手腕を絶賛するも、「2話まで撮影を終えているが、まだ枝分さんの人格がつかみきれていない」と悩みも告白。バカリズム自身、「1話完結で、話によっては別のドラマなんじゃないかと思うくらいテイストが違う」と語っており、竹野内が悩むのも仕方ないようだ。最後は「枝分さんの新たな一面をバカリズムさんが引き出してくれるので、難しさを感じつつもチャレンジのしがいがある」と役者魂で乗り切る覚悟を見せた。

 そのほか、枝分行きつけのカフェの女性店員を演じる南沢は「毎回笑いをこらえながら頑張っています」とニッコリ。その店の常連役を演じる升は「カフェのテレビで流れている、デビット伊東主演のドラマ『犯罪刑事』の行方が気になる」とサイドストーリーの見どころを語り、笑いを誘っていた。(取材・文:鶴見菜美子)

ドラマ「素敵な選TAXI(センタクシー)」は10月14日(火)夜10時より関西テレビ・フジテレビ系にて放送