インテルは3日のセリエA第27節で、カターニアに敵地で3−2と逆転勝利した。前半終了時に2点のビハインドを背負いながら、逆転に成功したアンドレア・ストラマッチョーニ監督は、次のように話している。

「我々のスタートはとても悪かった。先制点では非常に深刻なミスをしてしまい、彼らの2点目の場面でもやはり深刻なミスがあった。(ジョヴァンニ・)マルケーゼはフリーだったからね。力のあるしっかりとしたチームでなければ、こういう時期において、この20分間を取り戻すことはできなかっただろう」

「それと、メダルの裏側を強調しておきたい。フアン・ジェズスのように若い選手のことだ。(ゴンサロ・)ベルヘッシオの先制点で深刻なミスをしたが、後半はほぼ完ぺきだった。守備では左利きの選手が2人(もう一人はクリスティアン・キヴ)がいて、どちらかが自分の位置ではない方でプレーすることになっていた。私は彼のリアクションをうれしく思っている。素晴らしいキャラクターの持ち主であることを示した。インテル全体と同じようにね」

この日の逆転勝利の重要性について、ストラマッチョーニ監督はこう強調している。

「非常に重要な勝利だ。ホームではどこが相手でも苦しめてきた好調のチームを相手に手に入れた白星だからね。彼らには素晴らしい力がある。前半が終わったとき、ウチに賭ける人間がどれだけいたか…。後半のインテルはすべてを出した」

「(フレディ・)グアリン? 彼がいかに力を惜しまない選手か、我々は分かっている。彼は歯を食いしばって頑張ってくれた。私が彼を交代させたのは、彼を失うわけにはいかないからだ」

FWトンマーゾ・ロッキに対する批判もない。

「彼は彼の試合をした。何度かチャンスがあったけど、監督というのはジャーナリストではない。彼にやれたことを考えれば、十分なパフォーマンスだった。彼はしばらく前からプレーしていなかったんだ。少し試合勘を取り戻すことが重要だよ」

ストラマッチョーニ監督が悔やんでいるのは、失点をしたことだ。指揮官は「メンバーチョイスの問題ではない。個々のミスだ。フリーキックでの失点場面では、ウチで最も優れたジャンパーだった(エセキエル・)スケロットとフアン、キヴのうち、飛んだのがキヴだけだった」とコメントしている。

最後に、ストラマッチョーニ監督はマウロ・ベルゴンツィ主審に対し、「とても難しい試合だったが、彼はうまくコントロールした」と賛辞を送っている。