マンUの伝説的GK「香川がスーパースターになると信じている」

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 日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・UのOBで、現在はアンバサダーを務める元デンマーク代表GKのピーター・シュマイケル氏が、香川の印象を語った。クラブの公式HPが伝えている。

 シュマイケル氏は、今シーズンに加入した香川について、「非常に早く順応していると思う。けがをしてしまったのは残念だっただろうが、無事復帰を果たしているから心配はしていない」とコメント。「シンジの加入は、非常に大きな戦力アップに繋がっている。ただ、チームには攻撃の選手がたくさんいて、みんな素晴らしい選手ばかりだよ」と語るとともに、プレーへの評価も続けた。

「私がシンジを高く評価している点は、ウィングで起用されたら、そこできちんとプレーするという姿勢だね。希望するポジションでしかプレーしたがならない選手がいるのも事実なんだ。しかし、シンジは違う。様々なポジションでしっかりと自らの仕事をこなしている」

「シンジはただ走るのではなく、滑らかにピッチ上を駆けるんだ。パスを出すのもうまいし、出した後の動き出しも素晴らしい。そして、フットボールに関する考え方や判断力は非常にハイレベルで、かなり頭が良い選手だね。個人的には、シンジがどれほどすごい選手なのか、ほんの少ししか見せてもらっていないと思っている。彼は今後、更に活躍するだろうし、スーパースターになると信じている。もちろん、既にスーパースターなんだけど、より凄い選手になると言う意味だよ(笑)」

 シュマイケル氏は、1991年から1999年までマンチェスター・Uに在籍。1998−1999シーズンにはチャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、FAカップの3冠獲得に貢献していた。

[写真]=千葉格