「トッレ・アンヌンツィアータ出身のグイダみたいな主審にとって、ユヴェントスの試合を担当するのは困難がある」

ユヴェントスのジュゼッペ・マロッタGM（ゼネラルマネジャー）は、１−１のドローに終わった26日のジェノア戦で、終盤にグイダ主審がジェノアDFアンドレアス・グランクビストのハンドを取らなかったことについて、『スカイ』でこのように話している。

「悪意があると言っているのではない。困難だと言っているんだ。ナポリ近郊出身の審判が、終了間際に困難に出くわしたんだよ。ノヴァーラ出身の主審はユヴェントスの試合を担当しない方が良いとされるのと同じで、ナポリ出身の主審はユヴェントスの試合を担当すべきではない」

「恥だとは叫ばないよ。（アントニオ・）コンテ監督がすでに言ったからね。だが、サッカー的なことについてもっと深く分析したい。特に分からないのは、ゴールライン上の副審と主審の間でしっかり一致できないなら、審判４人制や６人制に何の意味があるのか、ということだ。片方がPKにして、もう片方はしようと感じないなんて、あり得るのかね」

「（グランクビストは）態勢を崩していた。それでボールが腕に当たったことへの言い訳にはならない。我々は二重に罰せられたのだからね。例えば、ミラン戦で我々が取られたPKは、今日よりもずっと明確ではなかった。だが、一番の問題は、審判の割り当てが間違っていたということだよ」

判定への怒りをあらわにするユヴェントスに対し、ジェノアのダヴィデ・バッラルディーニ監督はグランクビストを擁護しており、エンリコ・プレツィオージ会長はユヴェントス側の抗議に怒りを見せている。

「コンテは主審が『PKを与えようと感じなかった』と言ったとしている。コンテの方がごう慢だよ。指揮官というのは模範にならなければいけない。だが、彼は『恥だ、恥だ』と叫んでいた」

「これから、コンテに対して誰かが措置を取ることを期待している。では、（ミルコ・）ヴチニッチ（のファウルによる）前半のPKが取られなかったことはどうなる？　去年、（サリー・）ムンタリのゴールが認められなかったことでユヴェントスがスクデットを獲得したことを、コンテには思い出してもらいたいね」

「ユヴェントスのスタイルはどこへ行ってしまったんだ？　ユヴェントス戦で我々が存在しないPKを取られることは少なくない。コンテは、カターニア戦の後にユヴェントスに対する姿勢が変わったと言った。彼が言ったことは恐喝だよ。調査に値する」