インテルMFヴェスレイ・スナイデルに対するQPRの関心のうわさは、数時間しか続かなかった。4日午前、QPRのハリー・レドナップ監督が「ある代理人から彼の獲得に関心があるか聞かれた。欲しいけど、彼はサラリーが高い。可能な取引ではないだろう」と話している。

一方、4日午後にスナイデルの代理人であるソレン・レルビー氏は、QPR移籍は否定したもののプレミアリーグのほかのクラブへは扉を開いている。

「ヴェスレイはヨーロッパ最高のMFの一人だ。インテルと解決策を見つけなければいけない。QPRにはまったく関心ないよ。彼らの誰とも直接話していない。おそらく、イングランドは欧州最高のリーグだ。だから、好ましい解決策となり得るだろう。だが、ヴェスはトップチームでのプレーを望んでいる。フィジカルの問題からは完全に回復したし、プレーを望んでいるんだ」

なお、レルビー代理人は今後の7〜10日間でより多くのことが分かるともつけ加えている。

FWトンマーゾ・ロッキの加入を4日に正式に発表したインテルは、控えGKも探している。GKルカ・カステッラッツィが肩を手術するかもしれず、2カ月以上の離脱もあり得るからだ。若手をつぶさないために、インテルはキエーヴォGKステファノ・ソッレンティーノを狙っている。キエーヴォとは7日に会談するだろう。

ソッレンティーノは以前からビッグクラブ加入を望んでおり、出場機会が減ることも受け入れるだろう。近年、何度も同選手の売却を拒否してきたキエーヴォも、態度を軟化させているようだ。200〜300万ユーロ(約2億3000万〜3億5000万円)をベースに交渉がまとまるかもしれない。MFマクドナルド・マリガがトレード要員になれば、金額はさらに下がる可能性がある。

また、DFジョナタンを放出すれば(インテルナシオナウがポールポジション)、インテルはアタランタMFエセキエル・スケロットの買い取りオプションつきレンタル移籍での獲得に動くだろう。DFマティアス・シルベストレとMFリカルド・アルバレスが移籍すれば、キエーヴォDFマルコ・アンドレオッリとカターニアMFフランチェスコ・ローディがターゲットとなる。

ただ、シルベストレはジェノア移籍の可能性を検討したものの、これにブレーキをかけたようだ。ナポリ移籍の可能性を考えているからである。