使わなくなったスマホで街の「いま」をライヴ配信、共有する「Koozoo」

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Koozooの吸盤付きカメラマウント。これをスマートフォンに取り付けて外の動画をライヴストリームする。

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お気に入りのレストランに行く前に、どのくらい人が並んでいるかをチェックしたいと思ったことや、誰かが住む超高層ビルからの眺めを見たいと思ったことはないだろうか。そんな経験がある人には、Koozooのサーヴィスは価値がありそうだ。サンフランシスコに本拠地を置く同社は、人々から使わなくなったスマートフォンによってライヴ動画を提供してもらうことで、地元のバスケットボールコートの様子から地球の裏側にある海の景色まで、世界中にまたがるライヴストリーミングのネットワークを築こうとしている。



Koozooのセットアップは簡単だ。もう使っていないスマートフォン(たとえば引き出しに入っているiPhone 3Gはどうだろう?)にKoozooのアプリをインストールし、吸盤付きのカメラマウントと電源コードを接続する。あとはスマートフォンのカメラを家やオフィスの外にある何か興味を引きそうなものに向け、同アプリの撮影開始ボタンを押すだけ。これでKoozooのウェブサイトへストリーミング配信が始まり、他のユーザーも見ることができるようになる。



「ユーザーはスマートフォンを利用して自分の周りや世界中で何が起こっているかを見ることができる」そう話すのは共同創業者のドリュー・セクリスト。「僕の場合、そこの角にあるカフェの前に列ができているかを見ることができるから、混雑を避けたり、空くまで待つことができるね」(セクリスト氏)



セクリスト氏と共同創業者のエドワード・サリバンは、今年はじめにKoozooのクローズドベータ版をリリースしていた。カフェの列の例は、彼らが思いついた使い方の一例だという。現在、このベータ版には100人ほどのメンバーが参加しており、ビーチの天気をチェックしたり、アパートからの景色を共有したり、近所の様子を見たりなど様々な形で利用されているという。



Koozooのライヴストリームの1つ。サンフランシスコのヘイト・アシュベリー通りの交差点を撮影している。




Koozooのベータユーザーのひとりであるローレン・パッティは、サンフランシスコのミッション・ディストリクトからヴァレンシア通りの様子を撮影した動画を配信している。「街のほかの場所で、どんなことが起こっているかを見られるのは素敵だと思います」と話す彼女は、Koozooをお気に入りのレストランの列のチェックや、人々の服装からだいたいの天候をつかむために利用しており、単に家の外の様子を見るために使うことも多いという。



※この翻訳は抄訳です。




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