「我々は言い訳しない。ピッチの責任はミランにはないよ。インテルでも、UEFAでもない。責任はサン・シーロを管理する人間にある。あそこでプレーするたびに、我々はひどいピッチと出会っている」

バルセロナのペップ・グアルディオラ監督が30日、翌日のアスレチック・ビルバオ戦を前に、ミランとのチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグで、ピッチコンディションについてUEFAに抗議したことについて振り返った。

「1990年につくられたスタジアムで、それからピッチコンディションが最悪なのは知られている。我々が抗議したのは、ピッチに水をまくことでミランやUEFAと合意していたからだよ。ミランに対して不満を言っているのではない。あとはそれぞれがやりたいようにやるだけだ」

「我々は冬の間、天候のせいで最悪のコンディションだったピッチでプレーしてきたし、(ミラン戦で)試合を支配した。セリエAの首位チームを相手に、17本のシュートを放ったんだ。プレーすることが非常に難しいピッチでね」

また、グアルディオラ監督はビルバオ戦について、敵将のマルセロ・ビエルサ監督に大きな賛辞を送っている。

「ビエルサは天才だ。ほかにはいない人だよ。私は彼をとても称賛しているんだ。人としても、指揮官としてもね。世界のどんなチームでも率いることができるはずだ。バルセロナもね」

「私は常に彼から学ぼうとしている。彼がベストだと考えているんだ。その彼と対戦するのは喜びだよ。彼のプレーシステムはサッカー界において特殊だ。だが、息をつかせてくれない。肉体的に大変な労力が求められる。ミッドウィークの試合がなければ、彼らはほとんど無敵なはずだ。ビエルサはスペシャルだよ。彼のプレーは非常に魅力的だ」

ビエルサは29日にヨーロッパリーグでシャルケと対戦したばかりだ。

「だが、彼らが疲れていると考えてはいけない。彼らはぎりぎりのところで仕事をすることに慣れている。ビエルサは彼らに、できないと思っているときでも、もっとやれるんだということを教えた。2日前に試合をしたばかりというのは、理想的ではないだろう。だが、3日前に戦ったばかりというのも、同じことだよ」

「残念なことだが、責任は我々にもビルバオにもない。日程によるハンディキャップだ。だが、複数のコンペティションを戦いたいと願うチームであれば、短期間に複数の試合をこなすことにも準備できていなければならない。そういう日程なんだ」