アストン・ヴィラが衝撃に襲われた。クラブは30日、キャプテンのMFスティリアン・ペトロフ(32)が、急性白血病と診断されたことを発表した。

ペトロフは2006年にセルティックからアストン・ヴィラに加入。今季も29試合に出場しており、24日にも0−3と敗れたアーセナル戦でプレーしていた。試合後、ペトロフは体調不良を訴えて検査に臨み、最悪の診断を下された。

アストン・ヴィラは「スティリアンはアーセナル戦後に発熱し、検査を受けました。血液学の専門家による診断で、今日、急性白血病であることが発覚しました。新たな情報を待つ一方で、クラブは選手のプライバシーが守られるように要請します」と発表している。

ペトロフはセルティック時代の2003年にブルガリア年間最優秀選手に選出。00年、01年、05年、09年、11年も同賞の2位に、02年と06年は3位に選出された。04年のEUROではブルガリア代表のキャプテンも務めた。

一方で朗報は、ボルトンMFファブリス・ムアンバが笑顔を取り戻したことだ。同選手は『ツイッター』で、病院のベッドに座りながら笑顔を浮かべている写真を掲載。支援への感謝を表した。

ムアンバはFAカップのトッテナム戦で試合中に倒れた。78分間も心臓が止まっていたムアンバは、15回にわたるAEDでの処置、心臓マッサージ、人工呼吸などの措置を受けた。ドクターたちは「奇跡の回復」だったと話している。