11日のセリエA第27節でボローニャと対戦するラツィオ。エディ・レヤ監督は試合に集中すべく、前節ダービーでの勝利を忘れるようにチームに求めた。
 
「意識をしっかり持ち、相手に主導権を譲らず、出だしから早いリズムでプレーしなければいけない。ボローニャは好調だ。特に攻撃陣にはクオリティーのある選手たちがいる。彼らは我々を苦しめられるだろう。だが、我々にとっても、これは大事な一戦なんだ。前節の結果を続けるためにね」
 
DFジュゼッペ・ビアーヴァとDFリオネル・スカローニが出場停止、負傷者の数も依然として多いラツィオ(ただしルチアーノ・ザウリが間に合い、先発すると見られる)。だが、レヤ監督はチームが周囲を驚かし続けるはずだと確信している。
 
「我々の目標はチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得だ。だが、首位との差もそう大きくない。全力を尽くすことが我々の義務だ。全選手が(ケガから)戻ってくれば、私もよりチョイスできるしね」
 
「正直、上位2チームと争えるとは思わない。だが、サッカーでは何があるか分からないんだ。大事なのは、自分たちが最高のチームであり、どこが相手でも渡り合えると自覚することだ。ペースが落ちることはあり得る。ユヴェントスは何試合かで引き分けた。だが、ミランは素晴らしい自信とともにコンディションを戻してきている」
 
「CL出場には勝ち点70が必要だ。この目標を達成できたら、我々としては大きく満足できるだろう。昨日の(クラウディオ・)ラニエリみたいに、喜んで涙を流すよ。彼はすごく苦しんだ。人として、私は彼のそばにいたい。とても難しい1か月を過ごしたんだ。彼も多くの選手を欠いていたんだよ」
 
「(ボローニャ、カターニア、カリアリと続く今後の対戦は)非常に難しい。我々はより競争力のあるチームとの対戦よりも、重要な順位にはいない、いわゆるプロヴィンチャとの対戦でより問題を抱えるんだ」