レアル・マドリーとバルセロナの間がますますヒートアップしている。レアルのジョゼ・モウリーニョ監督は9日、バルセロナも審判の判定に文句を言っているとして、ライバルを口撃した(「違うイメージを持たせようとする人たちがいるが、結局のところ我々はみんな同じなのだ」)。これを受け、バルセロナのペップ・グアルディオラ監督も10日に反論している。

「次は私の名前を口にすればよい。彼が私のことを指して言っていたのは、誰もが知っている。我々が似ているのは、ともに勝利を望んでいるという点だけだ。ほかに似ているという感覚はない。もしもそうなら、私が何かを間違ったという意味だろう」

「私が自分を彼と並べようとしたことはない。多くの価値を持つ言葉や映像があり、記者会見がある。2人とも勝利を望んでいるが、我々は異なるんだ。だが、もしも我々が同じだというなら、私はもっと良い見方をするように努めるよ」

バルセロナの元幹部であるアルフォンス・ゴダル氏は、バルセロナが「権力を持つ体制」から遠ざかって以降、判定の被害を受け始めるようになったとほのめかした。これに対し、グアルディオラ監督はこのようにコメントしている。

「RFEF(スペインサッカー連盟)首脳陣との関係が結果に影響するのなら、審判体制は深刻な問題を抱えていることになる。このゲームは選手たちのものであり、我々が多くの勝利を収めたのは、素晴らしい選手たちがいるからなんだ」

「(リオネル・)メッシやクリスティアーノ・ロナウドの功績を認めないのは、サッカーにとって非常に醜いことだ。我々が多くの勝利を手にしたのは、ほかよりも良いプレーをしたからであり、今のレアル・マドリーが勝ち点10差をつけているのは、彼らの方が優れ、我々が失敗をしたからだ」