ミランは15日のチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント１回戦ファーストレグで、アーセナルにホームで４−０と大勝した。マッシミリアーノ・アッレグリ監督はパフォーマンスに満足感を示しながらも、セカンドレグに向けて集中を保っている。

「我々は戻ってきている。特にケガ人に関してね。ただ、まだ何も成し遂げたわけじゃないんだ。ロンドンでラウンド突破を決めなければいけないし、リーグ戦もまだ長い。（ケヴィン＝プリンス・）ボアテングが使えるかは微妙だった。４週間離脱していたからね。でも、今朝になって、良い方向で疑問が解けた」

「（オーナーのシルヴィオ・）ベルルスコーニのコメントはうれしいね。バルセロナにはまだ遠いとも言っている？　我々はイタリアで最もボールポゼッションできるチームだ。バルセロナはトップだが、我々とは特長が違うし、彼らのまねをしようとしてはいけない」

「今夜はたくさんの４−０となった終盤にもチャンスをたくさんつくった。もっとゴールを決められたはずだ。良い結果だが、５点や６点を奪えていれば、もっと良かったね。セカンドレグがあるのだから、どうなるかは決して分からないよ」

「今夜はコンパクトに戦い、スペースをあまり与えなかった。こうすれば、自分たちのクオリティーを出せるんだ。かなりの注意を払い、FWたちも中盤でボールを追いかけた。勝つための正しいスピリットだった」

最後に、アッレグリ監督はFWロビーニョについて、次のようにコメントしている。

「彼は重要な選手で、それを見せてくれた。今年は彼にとって特殊な一年なんだ。準備ができず、２カ月の離脱もあった。今はベストコンディションを取り戻してきている。今夜はカンピオーネであることを示してくれたね」