サンフレッチェ広島からイングランドのチャンピオンシップに所属するサウサンプトンへの移籍が決まった、日本代表のFW李忠成選手が16日、広島市内で行った記者会見での発言が物議を醸している。複数の韓国メディアが、李選手の発言が日本で問題になっていると報じた。

 サウサンプトンと2年6ヶ月の契約を結んだ李選手は、記者会見で「サッカー人生の集大成を懸ける」「第2の朴智星を目指す」「プレミアリーグで活躍したい」などと抱負を語り、具体的にはチームの期待するゴールを早いうちに決め、チームの1部リーグ昇格に貢献したいと語った。

 その中で李選手は朴智星選手のプレミアリーグでの活躍を例に「日本人FWが海外で活躍した歴史がない」「日本人としてというより、アジア人のFWとして活躍しなきゃというのがある」と発言した。

 韓国メディアは、李選手の発言を紹介しつつ「在日韓国人4世のFW李忠成がイングランド進出の抱負を堂々と表明したが、むしろ日本のネットユーザーの非難を浴びた」「在日出身のFW、李忠成が日本蔑視の発言で論争に」「李忠成が韓国より日本の(サッカー)レベルが低いと発言」「日本のサッカーファンたちのプライドを刺激した」などと相次いで取り上げた。

 また、2ちゃんねるなど日本のネット上では「日本の(サッカー)レベルが韓国より低いと評価した」「兵役逃れで日本人になったくせに…」「日本に帰ってくるな」「やはり韓国人は信頼できない」などの書き込みがあるとし、同発言が日本のネット上で非難を浴びていると伝えた。(編集担当:金志秀)