11日から札幌で開催されたフィギュアスケートグランプリシリーズ今季初戦となる浅田真央はフリーで巻き返し、総合2位とまずまずの出足となった。韓国メディアは相次いで浅田真央の成績を報道し、中には「精神的に成長した」と評価するメディアもある。

 初日のショートは3位の成績、そしてトリプルアクセルを回避して臨んだフリーで1位に躍り出て総合2位を獲得した浅田真央の成績は韓国で続々と伝えられた。

 中にはショートの演技を伝えた記事で「精神的に成長したのがもっとも大きな変化」と伝えたメディアもある。ショートでトリプルアクセルをシングルに処理した後の表情や、演技に注目し「まったく動揺しなかった」「演技が終わった後も顔に余裕すら見えた」「確かに前とは違っていた」などと分析。ショートでの不振をフリーで取り返すと明るい表情で誓っていたインタービューの内容を併せて紹介した。

 さらに「今大会で見せた浅田の最大の変化は精神状態」だと指摘。今まではシーズン序盤に崩れることが多く、すぐ不安を見せていたが、ショートの演技、演技後の受け答えなど終始明るい表情だったとし、「精神的に1段階成長した1年の間にいっそう成長した感じ」「自分の主張を正確に説明する姿でもそのように見える」と高く評価した。

 NHK杯で男子・女子ともに日本人選手が1、2位を獲得した。鈴木明子と高橋大輔はグランプリファイナルへの出場が決まった。浅田真央は2週間後のロシア大会でファイナル進出を目指す。(編集担当:金志秀)