8日、ロンドン五輪出場権を懸けたバレーボール女子W杯で、全日本女子は、アルジェリアを3-0のストレートで下し、通算成績を2勝2敗とした。

格下アルジェリアを相手に、大幅にメンバーを入れ替えて臨んだ全日本女子だが、この日は、W杯初スタメンとなった迫田さおり(東レ)が大活躍をみせた。

あどけない笑顔が印象的な鹿児島西高出身の23歳・迫田は、スパイクの最高到達点が3mを超すという恐るべきジャンプ力から、強烈なバックアタックを放つ。大舞台でも躍動した迫田のプレーは、今後の戦いにおいても、全日本の新たなオプション(武器)として組み込まれることになるだろう。

同夜、フジテレビ「すぽると!」に出演した、元全日本女子監督・柳本晶一氏も「迫田が使われているんですけど、練習では(バックアタックを)確認しているのが、試合で監督としても確認したかった。今日いい活躍してくれましたから。安心したと思いますね」と絶賛。

迫田自身も、アルジェリア戦後、テレビカメラの前では「本当に緊張して、気持ちばかりが前に突っ走ってしまって、タイミングとか、助走のスタートとか早くなってしまった部分があったので、しっかり訂正したい。もっと強いボールを打っていきたい」と反省をしながらも、力強く意気込んだ。

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