携帯用ゲームサイト「モバゲー」を運営するディー・イー・エヌ・エー(DeNA)と、TBSホールディングスが、横浜ベイスターズの売却で大筋合意――。

今月19日、横浜ベイスターズの球団売却問題が伝えられてから1週間が経った。明日28日には、売却契約が交わされ、日本プロフェッショナル野球組織にも申請するものと見られている。

24日には、早くも新球団名の話題が国内を駆け巡り、「横浜モバゲーベイスターズ」という名称には、ネット上で賛否も沸き起こったが、同社の球界参入を決めるオーナー会議、そのキーマン=渡邉恒雄巨人球団会長は、26日「モバゲー」という同社のサービスサイト名を使用するのであれば、「売名行為で、野球協約上も許されない」という見解をマスコミに示した。

また、一部では、「新会社の設立で球団名の問題を解消する」という報道もあったが、渡邉会長は「オーナー会議で反対も出る」とコメントしている。もちろん、新会社の設立が抜け道になるようなら、企業・球界、どちらにとっても浅墓と言わざるを得ないが、こと球団名については、矛盾を指摘する声もある。

大手掲示板上では、今回の報道を受け、「企業名なら売名行為にならないの?なんで?」「で、読売はおっけーなの?」「宣伝にならんのならどこも球団持たないだろ」「なんかすげー時代遅れだよなホリエモンの時も思ったが超保守的」「赤字球団を持つのに売名行為以外に何があるのかと」「楽天、ソフトバンク、読売、ロッテ 全部売名だろw なぜモバゲーだけ文句言うw」「実際は企業名も売名だけど最低限の矜恃は持てよってことだろ」といった書き込みが寄せられている。

過去の歴史を振り返ってみても、何かと弊害を伴い、一筋縄ではいかない球界参入。横浜ベイスターズ売却問題の顛末はいかに。