歴代アメコミ・ヒーローを徹底比較! 原点ヒーロー“キャプテン・アメリカ”の実力を測る
世界中で愛され続けるマーベルヒーローたちの原点「キャプテン・アメリカ」の映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』が10月14 日に3D公開となる。数あるアメリカン・コミックのヒーローの中でも、このキャプテン・アメリカは、あらゆるヒーローの要素を網羅しており、“すべてヒーローの原点であり頂点”とも言われている。そこで、キャプテン・アメリカが、他のヒーローたちと一体何が異なり、そして、何が共通しているのかを比較して、その魅力について考察してみた。
比較対象として挙げるヒーローは、日本で知らない人はいないだろうスーパーヒーロー「スパイダーマン」、 ダークヒーローの代表格とも言える「バットマン」、そして2008年に実写映画が公開されて以来、人気がうなぎのぼりの「アイアンマン」。いずれも劣らぬ有名スーパーヒーローたちである。
バットマン:ブルース・ウェイン。ゴッサム・シティの大企業、ウェイン・エンタープライズの筆頭株主。
アイアンマン:トニー・スターク。アメリカの巨大軍需企業スターク・インダストリーズの社長。
3人のうち2人が絵に描いたような“お金持ち”。やはりヒーローとしての必要な装備を揃えるには多少なりともお金が必要というところか。さて、キャプテン・アメリカはどうだろう。キャプテン・アメリカの正体はスティーブ・ロジャース。平和を夢みる一介の青年であり、この辺は平凡な男子学生のスパイダーマンと似ている。しかし彼の凄いところは、徴兵基準を満たせないほど小柄で病弱な身体の持ち主だったということ。彼は、その何者にも負けない“強い心”が認められ、自ら政府の実験“スーパーソルジャー計画”に志願し超人的な身体能力を身に着ける。常人よりもひ弱だった人がスーパーヒーローに変身するという設定は、誰もがヒーローになれるという希望を皆に与えてくれるのではないだろうか!?
バットマン:少年時代に強盗に両親が射殺されトラウマに。後に犯罪撲滅のため、自らを戦士として鍛え上げ、バットマンとしての活動を始める。
アイアンマン:心臓に爆発物の破片が刺さった状態でゲリラの捕虜となる。自社の製品が世界中に不幸を生み出している現実を知り、生命維持と窮地から脱出のためにパワード・スーツを開発。
ヒーローになるきっかけは、犯罪と関連することが多いようだ。スパイダーマンも、超人的能力をクモから授かるが、戦うきっかけをつくったのは犯罪被害。この誕生物語に関しても、キャプテン・アメリカは少し異なるのだ。国のために自らの志願でスーパーヒーローに変身するも、政府は彼を戦場に立たせずに、コスチュームを身につけさせて「キャプテン・アメリカ」として国債を集めるための広告塔として扱った。最初は、皆の役に立っているという満足感を得られていたスティーブだったが、戦場に慰問に行った際に、“見世物”でしかないことに気づき大きな挫折を味わう。そして、時を同じくして彼の親友の兵士が敵に捕らわれてしまい、友と救出するため無我夢中で単身敵の基地に忍び込む――。これが、「キャプテ ン・アメリカ」としての戦いの始まりだった。犯罪被害からヒーローになったのではなく、“自己犠牲と純粋な正義感”から生まれたのだ。そして、最初に見世物としての存在から本当の英雄に成長する、まさにアメリカン・ドリームを体現する様は、『ロッキー』や『ベストキッド』にも負けないくらいの爽快感を私たちに与えてくれる!
バットマン:ゴッサム・シティに巣食う怪人ジョーカー。真っ白な皮膚、緑の髪の毛、裂けて常に笑みを湛えた口が特徴。毒薬、酸、笑気ガスやジョークグッズのような武器を使う。
アイアンマン:兵器会社や犯罪組織、時には身内が敵になることも。映画と原作では敵が異なり、様々な悪が立ちふさがる。
アイアンマンは特定の“宿敵”はいないが、犯罪組織が常に関わっている。キャプテン・アメリカの舞台は第二次世界大戦中のアメリカ。敵は、“宿敵”であり“組織”でもある、ナチス・ドイツのカルト集団「ヒドラ党」と、その幹部であるレッド・スカルだ。実はレッド・スカルもスーパーソルジャー計画の被験者の一人。身体能力を高める血清は、内なる心も増幅させてしまう…。レッド・スカルはこの実験により邪悪な心に取り込まれてしまったのだ。そして、キャプテン・アメリカと同等の超人的なパワーを持ちながら、強力な化学兵器を開発して部下たちに装備させる。一人だけでも強いのに、さらに組織を率いる強敵! しかし、キャプテン・アメリカも軍のキャプテンとなって迎え撃つ。頼もしい真のキャプテンとしての姿は、男子の心を鷲掴みすること間違いなしだ。
バットマン:バッタランという折りたたみ式の多目的ブーメランなどの道具。バットモービルなどの乗り物なども多数。
アイアンマン:パワード・スーツ。ガントレットの掌から発射される破壊光線リパルサーレイなど多数の武器を内蔵。
どのヒーローの武器も強力で敵をなぎ倒すには十分な威力を持っている。しかし、キャプテン・アメリカの武器はなんと“盾(シールド)”。戦場で敵を倒すために用いる武器として思いもよらない選択であろう。ところが、この武器にこそキャプテン・アメリカの信念の象徴なのだ。彼は、敵を粉砕するのではなく、仲間を守るヒーロー。だから武器も盾なのである。この丸いシールドは、キャプテン・アメリカが操れば変幻自在に。投げる、突く、叩く。今まで見たことないシールドを使った戦闘シーンを見ることができる!
キャプテン・アメリカは、後に、アイアンマンやマイティ・ソーなどのヒーローが集まったチーム「ジ・アベンジャーズ(原題)」の初代リーダーになるヒーロー。まさにすべてのヒーローの頂点に立つことになるのだ。この原点のヒーローを観ないことには、ヒーローを語ることはできない! ぜひ劇場でキャプテン・アメリカの勇姿を確認し、真のリーダーの心得とは何か学ぼうではないか。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は10月14日(金)丸の内ルーブル他全国拡大3Dロードショー!
・『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』 - オフィシャルサイト
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スーパーヒーローの正体は!? その素顔に迫る!
スパイダーマン:ピーター・パーカー 。ニューヨークのクイーンズに住んでいる平凡な男子学生。バットマン:ブルース・ウェイン。ゴッサム・シティの大企業、ウェイン・エンタープライズの筆頭株主。
アイアンマン:トニー・スターク。アメリカの巨大軍需企業スターク・インダストリーズの社長。
3人のうち2人が絵に描いたような“お金持ち”。やはりヒーローとしての必要な装備を揃えるには多少なりともお金が必要というところか。さて、キャプテン・アメリカはどうだろう。キャプテン・アメリカの正体はスティーブ・ロジャース。平和を夢みる一介の青年であり、この辺は平凡な男子学生のスパイダーマンと似ている。しかし彼の凄いところは、徴兵基準を満たせないほど小柄で病弱な身体の持ち主だったということ。彼は、その何者にも負けない“強い心”が認められ、自ら政府の実験“スーパーソルジャー計画”に志願し超人的な身体能力を身に着ける。常人よりもひ弱だった人がスーパーヒーローに変身するという設定は、誰もがヒーローになれるという希望を皆に与えてくれるのではないだろうか!?
なぜ現れた?ヒーローたちの誕生物語
スパイダーマン:社会科見学中に被験体のクモに噛まれスーパーパワーを手に入れる。最初はその力に慢心していたが、親代わりだったベン・パーカーが、強盗に殺害されたことにより、悪と戦う決意をする。バットマン:少年時代に強盗に両親が射殺されトラウマに。後に犯罪撲滅のため、自らを戦士として鍛え上げ、バットマンとしての活動を始める。
アイアンマン:心臓に爆発物の破片が刺さった状態でゲリラの捕虜となる。自社の製品が世界中に不幸を生み出している現実を知り、生命維持と窮地から脱出のためにパワード・スーツを開発。
ヒーローになるきっかけは、犯罪と関連することが多いようだ。スパイダーマンも、超人的能力をクモから授かるが、戦うきっかけをつくったのは犯罪被害。この誕生物語に関しても、キャプテン・アメリカは少し異なるのだ。国のために自らの志願でスーパーヒーローに変身するも、政府は彼を戦場に立たせずに、コスチュームを身につけさせて「キャプテン・アメリカ」として国債を集めるための広告塔として扱った。最初は、皆の役に立っているという満足感を得られていたスティーブだったが、戦場に慰問に行った際に、“見世物”でしかないことに気づき大きな挫折を味わう。そして、時を同じくして彼の親友の兵士が敵に捕らわれてしまい、友と救出するため無我夢中で単身敵の基地に忍び込む――。これが、「キャプテ ン・アメリカ」としての戦いの始まりだった。犯罪被害からヒーローになったのではなく、“自己犠牲と純粋な正義感”から生まれたのだ。そして、最初に見世物としての存在から本当の英雄に成長する、まさにアメリカン・ドリームを体現する様は、『ロッキー』や『ベストキッド』にも負けないくらいの爽快感を私たちに与えてくれる!
ヒーローの影には悪役が!絶対絶命に陥れる宿敵たち
スパイダーマン:グリーンゴブリン。正体は、薬品投与で精神が蝕まれた、親友の父親。全身緑の怪人で、グライダーに乗り、手裏剣やカボチャ型の爆弾「パンプキン・ボム」を駆使して戦う。バットマン:ゴッサム・シティに巣食う怪人ジョーカー。真っ白な皮膚、緑の髪の毛、裂けて常に笑みを湛えた口が特徴。毒薬、酸、笑気ガスやジョークグッズのような武器を使う。
アイアンマン:兵器会社や犯罪組織、時には身内が敵になることも。映画と原作では敵が異なり、様々な悪が立ちふさがる。
アイアンマンは特定の“宿敵”はいないが、犯罪組織が常に関わっている。キャプテン・アメリカの舞台は第二次世界大戦中のアメリカ。敵は、“宿敵”であり“組織”でもある、ナチス・ドイツのカルト集団「ヒドラ党」と、その幹部であるレッド・スカルだ。実はレッド・スカルもスーパーソルジャー計画の被験者の一人。身体能力を高める血清は、内なる心も増幅させてしまう…。レッド・スカルはこの実験により邪悪な心に取り込まれてしまったのだ。そして、キャプテン・アメリカと同等の超人的なパワーを持ちながら、強力な化学兵器を開発して部下たちに装備させる。一人だけでも強いのに、さらに組織を率いる強敵! しかし、キャプテン・アメリカも軍のキャプテンとなって迎え撃つ。頼もしい真のキャプテンとしての姿は、男子の心を鷲掴みすること間違いなしだ。
悪をなぎ倒せ!ヒーローの必殺武器比較!!
スパイダーマン:鋼鉄のワイヤー並みの強度をもつ糸状の繊維を手から発射して、敵を絡め取る。バットマン:バッタランという折りたたみ式の多目的ブーメランなどの道具。バットモービルなどの乗り物なども多数。
アイアンマン:パワード・スーツ。ガントレットの掌から発射される破壊光線リパルサーレイなど多数の武器を内蔵。
どのヒーローの武器も強力で敵をなぎ倒すには十分な威力を持っている。しかし、キャプテン・アメリカの武器はなんと“盾(シールド)”。戦場で敵を倒すために用いる武器として思いもよらない選択であろう。ところが、この武器にこそキャプテン・アメリカの信念の象徴なのだ。彼は、敵を粉砕するのではなく、仲間を守るヒーロー。だから武器も盾なのである。この丸いシールドは、キャプテン・アメリカが操れば変幻自在に。投げる、突く、叩く。今まで見たことないシールドを使った戦闘シーンを見ることができる!
キャプテン・アメリカは、後に、アイアンマンやマイティ・ソーなどのヒーローが集まったチーム「ジ・アベンジャーズ(原題)」の初代リーダーになるヒーロー。まさにすべてのヒーローの頂点に立つことになるのだ。この原点のヒーローを観ないことには、ヒーローを語ることはできない! ぜひ劇場でキャプテン・アメリカの勇姿を確認し、真のリーダーの心得とは何か学ぼうではないか。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は10月14日(金)丸の内ルーブル他全国拡大3Dロードショー!
・『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』 - オフィシャルサイト
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